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シン貧打爆裂レポート『TRI-BEAM #7CS パター とTWELVE パター』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2023年10月12日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『TRI-BEAM #7CS パター』と『TRI-BEAM TWELVE パター』はブラッシュアップされていると感じました。春発売のモデルは良かったですが、実験的な荒さがありました。一般的なネックは多少乱暴に接合されていても気にならない人も多いですが、三角ホーゼルは整合部が点でなく線上に見えるのと、三角の一辺がアドレスでしっかり見えるので少しの歪みでも気になってダメ、という人もいるのです。僕もダメな一人でしたが、少なくとも『TRI-BEAM #7CS パター』と『TRI-BEAM TWELVE パター』の2本は一切の歪みを感じませんでした。

結果として、特に短いパットでの違和感がなく気持ち良く打てました。

『TRI-BEAM #7CS パター』は不思議でした。動画でもまあまあ長い距離も、短めの距離も入りまくっています。動画は入ったパットを選ぶのではなく、使い始めたホールから順に数パットを撮ったものを使っています。入る入らないは運でもありますが、改めて見ると入るべくして入っているように見えます。試打ラウンドをしていて、使いたいなぁと思いました。明確に「ここが良い!」というより、いきなり打ったのに意思がボールに伝わる気持ち良さがありました。

ヘッドが小さいパターが好きな人には『TRI-BEAM #7CS パター』をオススメします。

『TRI-BEAM TWELVE パター』は、クランクネックでしたが、ストレスなしで打てました。『TWELVE』のパターは色々打ちましたが、試打した中で『TRI-BEAM TWELVE パター』がダントツの一番でした。大型マレットのパターの購入で迷っているのであれば『TRI-BEAM TWELVE パター』をオススメします。ヘッドの特性をラケットホーゼルが最大限に引き出しているのです。

オデッセイは過去に同じバージョンのパターを販売しながら、秘密のマナーチェンジをしたことがあります。製造ラインの問題などで意図せずにランニングチェンジしてしまう例はゴルフクラブではあるあるでもあります。『TRI-BEAM パター』もその可能性がありますが未確認です。少なくとも今回試打をした追加発売されたモデルは、小さな部分ですが改良されたと感じました。

『TRI-BEAM #7CS パター』と『TRI-BEAM TWELVE パター』は、ツアー専用だった歴史を持っているパターです。プロになったつもりで、パットが上手いのだと過信させるパターとして打ってみる価値があります。惚れてしまう覚悟で打ってみることが正解です。

試打クラブスペック

『TRI-BEAM #7CS パター』

ヘッド素材 ステンレススチール+アルミニウムソールプレート
ロフト 3度
ライ角 70度
長さ 34インチ ※33インチもあり


『TRI-BEAM TWELVE パター』

ヘッド素材 ステンレススチール+アルミニウムソールプレート
ロフト 3度
ライ角 70度
長さ 34インチ ※33インチもあり

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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