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シン貧打爆裂レポート『Qi10 ドライバー』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2024年2月1日 19時49分

ロマン派ゴルフ作家語る

『Qi10 ドライバー』は、振りやすくて、かつ、ミスヒットに強いことがわかりやすいドライバーです。

今までのテーラーメイドのドライバーは、飛距離性能に特化していて、ある程度の腕前があるか、かなりのパワーヒッターであることが使用条件としてあるイメージがありました。実際に、歴代のドライバーの中には、かなり難易度が高いドライバーも存在して、知らずに購入したゴルファーを悩ませたりしたのです。

『Qi10 ドライバー』は、そういう意味で、ビビらずに使用することが出来そうです。
目標に合わせやすいように視覚的な工夫も採用されているのと、アドレスビューでヘッドが大きく見える工夫も有効ですから、メンタル的にもノープレッシャーで打てます。

実際に打ってみれば、芯を外しても飛距離が著しく落ちることはありません。このやさしさはテーラーメイドのドライバーだから価値があると感じました。

ただし、スライスを防止するというベクトルのやさしさは、あまり感じないので、それを期待するのは『Qi10 ドライバー』には相応しくないと思われます。

ヘッドスピードが遅めだという自覚があるゴルファーで、テーラーメイドのドライバーの飛距離性能が欲しいと考えているゴルファーに『Qi10 ドライバー』をオススメします。

姉妹クラブである『Qi10 MAX ドライバー』と『Qi10 ドライバー』のどちらがやさしいか? という疑問があると思いますが、人によって違うと思いました。
例えば、クラブの長さは少しだけ『Qi10 ドライバー』が長いのですが、ライ角がアップライトなのは『Qi10 MAX ドライバー』なのです。
どの部分が効力を発揮するかで、評価は変わります。
あまり先入観なしに、両方を打ってから決めるのが正解です。

『Qi10 MAX ドライバー』は、今までのテーラーメイドのドライバーとは違うやさしいクラブなのです。

試打クラブスペック

『Qi10 ドライバー』

ヘッド素材 チタンフレームボディ(9-1-1 ti)+インフィニティカーボンクラウン+カーボンソール+特殊強化カーボンコンポジットリング+MOIバックウェイト+フロントTSSウェイト
フェース素材 新60層カーボンツイストフェース+PUカバー
ヘッド体積 460cc
ロフト 10.5度
ライ角 56度-60度
シャフト Diamana BLUE TM50 (S)
長さ 45.5インチ

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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