今や当たり前となったクラブの調整機能であるいわゆる“カチャカチャ”。 ロフト角だけでなく、ライ角も調整できるのが魅力だが「実はライ角だけでは機能的な変化はほとんどない」とクラブデザイナーの松尾好員氏は話す。一体どういうことなのか?
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つかまりをよくするためにライ角をアップライトにするというのはクラブの常識となっています。ライ角をアップライトにすることで構えたときのフェース面が左を向くからです。
しかし、ロフト角が10度前後のドライバーにおいては、ライ角をアップライトにしてもフェースが左を向く割合はかなり小さく、アップライトに構えてもほんの少し左に向く程度。ロフト角が0度ではないので影響がゼロではありませんが、ライ角が1度や2度アップライトになっても、劇的につかまりがアップするということはないんです。もしも機能的につかまりをよくするなら、フェース角をクローズにするか、ロフト角を増やす方が影響は大きくなります。
ただし、アップライトにすると、機能的な差は出なくてもイメージが大きく変わります。人は構えたときのトゥの高さを見てつかまりやすそうか否かを判断する。構えたときにトゥの高さが高いほどつかまりやすそうに、低いほどつかまりにくそうに見えるのです。球をつかまえられない人がトゥが低い(フラットな)ドライバーを持つと、無理に球をつかまえようとしてスイングが崩れる原因になりかねません。
アップライトなドライバーは基本的にトゥが高くなるので、スライスに悩む人や球をつかまえられない人は選んでみてください。
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