“ギリギリ”のドライバー、プロギア『RS-F』がルール不適合の裁定
ゴルフルールを司るR&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews=全英ゴルフ協会)がプロギアの最新モデル『RS-F ドライバー』に、フェースの反発係数に違反しているものが市場に混在しているということで、12月26日から「適合ドライバーヘッドリスト」から除外するという裁定を下したのだ。
よく知られているように、ゴルフクラブにはフェースの反発に制限が設けられている。その制限に合致しているかをR&Aがチェックし、問題のないものが「適合ドライバーヘッドリスト」に掲載される。リストに載っているものだけが、ルールに則ったドライバーとして、ゴルファーが使用できるわけだ。
このリリースの前に、調査のため店頭在庫の回収と一時販売停止を行っていたプロギアだが、正式に『RS-F』の販売終了を決定。すでに購入したユーザーには、池田等が使用するプロトタイプに、新たに“F”と刻印された交換用ヘッドを提供するという。このヘッドは、近いうちに適合リストに掲載される予定のようだ。
『RS-F』は、池田以外のプロギア契約プロ、矢野東、平塚哲二らも使用し、ユーザーの反応もかなり良いものだった。国産メーカーのプロ使用モデルとしても、久々のヒット作となっていただけに、今回の裁定は残念というほかない。