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ウェッジ選びの新常識! 重心距離の長さで振りやすさが変わる【最新ウェッジ40本試打】

ウェッジを選ぶときに顔やソールを見るのは当たり前になっているが、振りやすさに注目している人は少ない。そこで、最新ウェッジの“振り感”に注目して性能を徹底検証した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年8月14日 11時00分

重心距離が短いモデルは、ゆっくり振ると重心の位置を感じづらくフェースの向きがズレやすいので、ヘッドを走らせて速く振るのが正解。スピンをコントロールして狙ったところにボールを止めたい人に合う
重心距離が短いモデルは、ゆっくり振ると重心の位置を感じづらくフェースの向きがズレやすいので、ヘッドを走らせて速く振るのが正解。スピンをコントロールして狙ったところにボールを止めたい人に合う

ウェッジを選ぶときに顔やソールを見るのは当たり前になっているが、振りやすさに注目している人は少ない。そこで、最新ウェッジの“振り感”に注目して性能を徹底検証した。

【最新ウェッジ40本試打】売れ筋上位の『SM10』と『RTZ』はゆったり振るタイプだった!
フェースを開いてトゥ側で打つと飛び過ぎないので、柔らかい球でボールを止められる
重心を低くして体の上下動を抑制。手首を柔らかく使ってヘッドをボールの下にスパッと入れる
重心距離が長いモデルは、速く振るとトゥ側の重さで振り遅れやすいので、ゆっくり一定の速さで振るのが正解。緻密にスピンコントロールをするよりも、ミスを減らして安定して距離感を出したい人に合う
フェースを開いてトゥ側に当たっても当たり負けしないので、距離感のズレが少ない
手首の角度をキープしたまま、振り子のようにゆっくり一定のスピードでボールを捉える
左に行くほど重心距離が長くゆっくり振るタイプとなる
右に行くほど重心距離が短く速く振るタイプとなる
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フェースを開いてトゥ側で打つと飛び過ぎないので、柔らかい球でボールを止められる

ドライバーやアイアンと同じくウェッジにも重心距離に違いがあり、人によって振りやすいモデルが異なるとギアに詳しいプロ・追分浩一は言う。

「ウェッジ選びで、まず注目したいのが“振り感”です。アプローチでヘッドを加速しながら速く振る人は、ヒール側に重さを感じる重心距離が短いウェッジ。ヘッドを加速せず一定の速さでゆっくり振る人は、トゥ側に重さを感じる重心距離が長いウェッジが合います。

また、重心がトゥ、ヒールに偏っていない中間タイプは、どちらも使えます。ヘッドのどこが重いかはフェースを開きながらテークバックすると感じやすいですし、グリップを両手で挟んでヘッドを回すと、遠心力の大きさで重心距離の違いが分かるので試してみてください」

自分のスイングがどのタイプの方が合っているかは、実際に打ち比べて確認してみよう。他にウェッジはフェースの開き度合いによってタイプが分かれる。以下がそのタイプ分けとなるので、参考にしてみよう。

【試打リスト】
★タイプA(マニュアル)
キャロウェイ:OPUS Tグラインド
クリーブランド:RTZ LOW
フォーティーン:FRZ Tソール
タイトリスト:ボーケイ SM10 Tグラインド

★タイプB(万能)
キャロウェイ:OPUS Cグラインド
クリーブランド:RTZ ADAPT
コブラ:KING Vグラインド
コブラ:KING Aグラインド
フォーティーン:FRZ Sソール
フォーティーン:FRZ Hソール
キャスコ:ドルフィン DW-125G
タイトリスト:ボーケイ SM10 Sグラインド
タイトリスト:ボーケイ SM10 Mグラインド
テーラーメイド:MG4 LB

★タイプC(セミオートマ)
キャロウェイ:OPUS Sグラインド
クリーブランド:RTZ MID
コブラ:KING Dグラインド
コブラ:KING Wグラインド
ミズノ:Mizuno Pro T-1
ミズノ:Mizuno Pro T-3
ブリヂストンゴルフ:BITING SPIN
ロイヤルコレクション:BB PLUS
タイトリスト:ボーケイ SM10 Kグラインド ローバウンス
タイトリスト:ボーケイ SM10 Dグラインド
テーラーメイド:MG4 SB

★タイプD(オートマ)
キャロウェイ:OPUS Wグラインド
クリーブランド:RTZ FULL
フォーティーン:FR-5
プロギア:PRGR 0
ピン:BunkR
タイトリスト:ボーケイ SM10 Fグラインド
テーラーメイド:MG4 HB

■試打・解説:追分浩一
おいわけ・こういち/ショートゲームの理論に精通するティーチングプロ。スイングとクラブのマッチングをもとにしたフィッティングに力を入れている

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