今季もいよいよ終盤戦に突入した国内女子ツアー。開幕から優勝争いを演じるなど好調をキープし、7月の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で8年256日ぶりに優勝を果たした永井花奈の最新セッティングを「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の練習日に激写。本人にギアのポイントを教えてもらった。
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今季からテーラーメイドのドライバーを使う永井。『Qi4D LS』のヘッドは変わらないものの、シャフトをUSTマミヤ『アッタス RX ウルトラブラック』から『アッタス RX ピュアブルー』にチェンジ。その意図は?
「『ピュアブルー』の方が初速が出るのでずっと使いたかったんです。ただ、フェードを打つときに球離れの感じがしっくり来ていませんでした。全英や狭いコースで抑える球を打ちたいときに『ピュアブルー』だと右に滑ってしまう感じもあって、ここまでは『ウルトラブラック』にしていました。ヘッドのバランスなどを考慮していろいろ調整してもらって、これなら使えるかもと今回投入しています。やっぱり飛距離はあった方がいいですからね」
また、ドライバーのフェースを見ると、センター付近に打痕が集中している。永井のショットの精度がよく分かるのだが、よく見るとオレンジ色になっている。謎の真相を聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「ボールにマジックで線を入れているのですが、インパクトしたときにそれが写ってしまっていて。私はドライバーを打つとき、なるべく何も書いていない部分を上にしたい。そうすると、自然と線のあるところがフェース側に来るようで、こうなっているんです。拭いているんですが、なかなか取れません(笑)」
ウェッジを見ると、50、54度は『MG5』に変更しているが、58度だけはタイトリスト『SM10』を引き続き使用している。
「58度は『ハイトウ』を試しているのですが、重心の感じがまだ慣れていなくて、『SM10』を使っています。今使っているのはストレートネックですが、実はグースネックのモデルもあって、試合によって入れ替えて使っています。ここ最近は洋芝のコースが多かったので、ストレートネックの方が真っすぐクラブを入れやすくて、抜けもいい感じがしました。洋芝でグースネックだと引っかけるイメージがあるんですよね」
そしてパターは最新モデルの『スパイダー TOUR V』を使用していたが、サイトラインが赤色で、フェースの色も黒と見たことのない仕上げになっている。聞いてみると、永井のこだわりが詰まっていた。
「ボールに書いている線が赤色なので、サイトラインも赤にしてもらっています。黒のインサートは、“赤スパイダー”(『スパイダー ツアーレッド』)のものにしてもらっているんです。球のコロがりがイメージと合いますね。音はするけど、打感は柔らかいんです。私はしっかりインパクトしたいタイプなので、打感が硬いと飛んで行くイメージが出てしまう。せっかくラインを読んでも、イメージよりも強く出て、曲がるのも遅くなれば入れられません。この黒インサートだと、当たったときの初速感がイメージとピッタリなので、気に入っています」
昨季から大幅にクラブを変更したこともあり、絶好調の永井。残りの試合での活躍も大いに期待だ。
【永井花奈のセッティング】
1W:テーラーメイド Qi4D LS(9度/アッタス RX ピュアブルー 5R)
3,5W:キャロウェイ エリート TITANIUM(15,18度/LIN-Q ブルーEX 5R)
4,5U:ヤマハ RMX DD(19,22度/テンセイ 1K HY70 R)
6I~PW:テーラーメイド P8CB(アッタス FF85)
50,54度:テーラーメイド MG5(N.S.PRO 850GH R)
60度:タイトリストボーケイ SM10(N.S.PRO プロトタイプ R)
PT:テーラーメイド スパイダー ツアーV
BALL:タイトリスト PRO V1
