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松山英樹、マスターズ優勝時の14本から大きな変更点は3つ【勝者のギア】

松山英樹、マスターズ優勝時の14本から大きな変更点は3つ【勝者のギア】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年10月25日 07時30分

■6月の全米オープンからセットのPWを46度に変更

最後の3つめは46度のウェッジ『Cleveland RTX 4』。マスターズでは4番アイアンからPWまで長年愛用しているスリクソン『Z-Forged』が入っていたが、6月の「全米オープン」からPWだけ抜いて46度のウェッジに替えている。

「日々、いろいろな試みをしているなかで、46度のウェッジのほうが松山プロの求めるショットが打てたということです。ウェッジの形状になりますので、重心の位置も違いますし、ソールやリーディングエッジの研磨も、数種類試しました。スピン量、打ち出し、落ちる角度など、アイアンセットのPWより数字的にも勝っていました」(宮野氏)

■松山は56度と60度のウェッジをどう使い分けている?

松山はマスターズ優勝してもなお満足せず、最善のセッティングを貪欲に探し続けている。松山のようにPWもしくはPWの代わりのクラブを含めてウェッジを4本にするセッティングは、グリーン周りで様々なアプローチ技術が要求される米ツアーでは一般的で、国内男子ツアーでも徐々に増えてきている。しかし、56度と60度はどう使い分けるのだろうか。この2本を58度1本にして3番アイアンを入れる選択肢もあるはずだ。

「グリーン周りは60度というイメージがあるかもしれませんが、みなさんが思っているよりも56度をけっこう使います。試合でどっちを使っているのかは確認したことはないですけど、練習ラウンドでは同じロケーションから両方のクラブで練習していますよ。フェースを開いて上げる単純なアプローチのときも、どっちのクラブでも開いて上げる練習をしていて、近くで見ていてもどっちで打っているかわからない。

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