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松山英樹、マスターズ優勝時の14本から大きな変更点は3つ【勝者のギア】

松山英樹、マスターズ優勝時の14本から大きな変更点は3つ【勝者のギア】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年10月25日 07時30分

これについて、松山のクラブを担当するスリクソンのツアー担当、宮野敏一氏は「松山プロが取り組んでいるスイングの課題との兼ね合いもありますので、その時のタイミングで、ベストなヘッドをチョイスした結果が、今は『ZX7』となっています。これからも、再度『ZX5』 を試すこともあると思います」と話す。

■勝負を決した5番ウッドは、飛距離も高さもスピン量も出る

そして2つ目。最終日の最終18番パー5の2打目で、「GO!」と叫びながらピンの真上から落として奥4メートルにピタリと止め、大ギャラリーを沸かせた5番ウッドはマスターズでは入っていなかった。松山本人も「いつ優勝を確信したか?」という質問に対し、「最後のイーグルチャンスについてから」と応えた会心のショットで、次に決めたイーグルパットとともに、中継で何度も何度も繰り返し流れた。

マスターズではテーラーメイドのアイアン型ユーティリティ『SIM UDI』が入っていたが、ZOZOではコブラの5番ウッド『RADSPEED TOUR』に替わっている。これは5月にマスターズ後の最初の試合から投入し、東京五輪でもキャディバッグに収まっていた。

松山はフェアウェイウッドに何を求めているのか。「フェアウェイウッドでも、ピンを狙っていくので、高い球でスピン量も適度にある、飛距離の出るものを使用しています。特に5番ウッドに関しては、シャフトもかなりいろいろと試している最中でした」と宮野氏。残り240ヤードはトッププロでもグリーンに乗ればOKの距離だが、松山は完全にピンを刺してイーグルと勝利をもぎ取った。

また、最終18番のティショットに選んだ3番ウッドには『Tour AD DI-9』、セカンドショットで使った5番ウッドには『Tour AD DI-10』、フレックスはともにXX相当の『TX』が入っている。『DI-9』も『DI-10』も市販品にはない重くて硬いモデルだが、プロ用には用意があるという。

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