ツーサムで回る決勝ラウンドで、この日は欧州ツアー4勝のマット・ウォレス(イングランド)と回った。「すごくアグレッシブにプレーをしていた。世界の技を見ながら、勉強もかねてラウンドしようと思っていた」と、すべてを成長の糧にしようとしている。ウォレスは欧州屈指の人気選手とあって、2人のラウンドは注目組として世界にネット配信もされた。「どう伝わったんですかね?ずっとカメラがいるから、同じ国の人は追いかけますよね。ちょっとアウェイは感じました」と笑ったが、しっかりとしぶといゴルフを見せた。
残すはあと1日。ティショットの精度に加え、「ロングパットがショート目だったので、しっかり強めに打ちたい。思っているよりも1.5倍くらいの強さがちょうどいいのかな」と明日も強気のパッティングでスコアを伸ばす構え。「楽しんでやりたい」。最終日も大きな歓声を背に、メジャーでの戦いを締めくくりたい。(文・間宮輝憲)
