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「飛距離が欲しくなる」 西村優菜は“悪戦苦闘コース”で6戦ぶり週末へ光明

西村優菜は、距離が必要なコースで、米国では6試合ぶりとなる決勝ラウンドに向け悪戦苦闘している。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年9月20日 14時32分

<クローガー・クイーンシティ選手権 初日◇19日◇TPCリバーズ・ベンド(米オハイオ州)◇6705ヤード・パー72>

「ツアーのなかで一番と言っていいほど距離の差が出てしまうコースだと思ってます」。今季の平均飛距離が243.94ヤード(159位)の西村優菜は、米ツアーで6試合ぶりとなる予選通過へ向け、そんな逆境を乗り越えていく。

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「すごく難しい」と話したインスタートの初日は、10番でバーディを奪いながら、その後2つ落とす展開に。それでも後半に入り3番で3メートルを沈めイーブンパーに戻すと、5番で1メートル弱、6番で1メートル強のバーディチャンスをものにしていく。最終9番はボギーとしたものの、1アンダーのあがり。決勝進出ライン内の52位タイで滑り出した。「ショットも少し怖さがあるけど、なんとか気持ち良く振れたところもあった。良かった」。プレースタイルとは相容れないコースだが、光明も見いだせている。

簡単な一日ではなかった。「アンラッキーがきょうは多くて。ダウンスロープばかりにボールが止まってしまっていた。あまり縦のないグリーンなのですごく難しい」。それでもパーオン率は66.6%(12/18)と悪い数字ではない。「アイアンは良くなってきたのかな」と手応えも残る。あとはフェアウェイキープ率85.7%(12/14)ながら「もう少しまとまってくれたら」というドライバーを、さらに気持ち良く振ることが課題になる。

先週は日本ツアーの「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」(40位タイ)に出場し、ひさびさの決勝ラウンドをプレーした。「年間を通しても1、2番目ぐらいに飛距離が欲しくなる(コース)。今週は自分のコースではないって割り切ってますけど、その中でもしっかり予選は通過したい」。次は主戦場でしっかりと週末を戦いたい。

ともにプレーしたヤニ・ツェン(台湾)、ナンナ・コルザ・マジソン(デンマーク)の飛距離については、「2人ともすごい飛ばし屋で、 パー5は全部乗ります。自分は(ティショットが)上りで止まってしまうところ、2人は下りまで行ってランが出るので100ヤード近く差がついてしまう」と指をくわえる場面があるのも確か。それでも「しっかりアウトコースで取っていくことが大事」など戦略は変えず、週末をしっかりとコースで迎えたい。

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