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攻める? 守る? 後退の西村優菜が感じた米ツアー攻略法

西村優菜は連日の“おはよう池ポチャ”もあり「75」。押し引きの重要性を改めて考える一日となった。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年6月4日 12時00分

<ミズホ・アメリカズオープン 3日目◇3日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

日本勢最上位の17位タイからスタートした西村優菜だったが、この日は序盤から苦戦。前日は池に入れながらパーとした1番で、この日も同じ池につかまった。この日は3オンに成功するも3パットのダブルボギー。苦しい展開も「切り替えられた」と、前に進んだ。

2番から4番まではしっかりとパーを並べ、迎えた5番パー4。ティショットも思い通りに飛んでいったが…。「いいショットだったけど突き抜けてしまって」と右ラフにつかまり、そこから狙えず3オン2パットのボギー。「そこはショックだった。打ちミスではなかったのですが、そこから流れをつかめなかった」。ここから3連続ボギーと、前半は5オーバーと悪い流れを食い止めることができなかった。

トータル2アンダーからスタートしたムービングデー。「決勝ラウンドだったので、予選よりも攻めのゴルフをしたいなと思った」。気持ち悪さがあるという1番ティショットのミスは仕方ないとしても、その後の攻守の切り替えに苦慮した。「攻めのプレーは吉と出るときと凶と出るときがある」。結果的には悪いほうに転んだ。

「こっち(米ツアー)で勝っている選手は攻めのゴルフをしている。そのバランスは難しいなと思った」と、伸ばす気持ちとは裏腹に、スコアは逆に動いてしまった。「長い目で見ればすごくいい一日。この大会だけで見ると悔しいけど、ポジティブに考えたい」と、この日のプレーを心に刻む。

後半は2つのパー5でバーディを奪う意地を見せた。3つ落としてトータル1オーバーの39位タイも、まだ1日残されている。「きょうダメだったからといって、引いても仕方ない。攻めの気持ちをもってマネジメントに集中したい」。リベンジの最終日。このまま帰るわけにはいかない。(文・高桑均)

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