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古江彩佳の“過酷なアジア3連戦”が開幕 タイでの敵は虫?

古江彩佳はタイで今季2戦目を迎える。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年2月22日 11時30分

<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇21日◇サイアムCC パタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

米国ツアー2年目の古江彩佳が、1月にフロリダで行われた開幕戦以来となる今季2戦目を戦う。ゴルフの状態についていつも通り「ボチボチです」と笑顔で返すのが、何よりも順調に調整が進んでいる証だ。

プロ転向後、初めてとなるタイでの試合。「ナショナルチームの時に来たことがあるような…」と記憶も曖昧なほど、ゆかりなどもない国。それでも「コースは日本とそんなに変わらない。アップダウンもちょこちょこあって、グリーンのうねりが強いと感じるくらい」と違和感は覚えない。

30度を超える気温も、「朝すぐに体が動く。ストレッチがいらないくらい。距離も(各番手)5ヤードくらい伸びてますね」とメリットに感じる部分も多い。ただ、コースには小さな羽虫が大量に飛び回り、常に手で払ってないと気になるほど。「影響はでますね。(アドレス時などに)手を見ると、すごいいるのが分かる」など、しっかり異国を感じる部分もある。

過去2年間の優勝者29人しか出場できない開幕戦はトータル1オーバーの18位。この時には、キレのあるショットを連発したものの、「アプローチの感覚がよくない」と試合勘の欠如を感じる4日間だった。そこで試合後に日本に戻り重点的に練習を行い、「フロリダの時よりも感覚はいい」と言えるまで仕上げた。新たに投入したウェッジも「グリーン周りで助けてくれる」と心強い相棒になりそうだ。

ここからタイ、次週のシンガポール、そしてさらに翌週の国内ツアー「明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフ」(高知県)の“アジア3連戦”に臨む。20日は18ホールをプレーしたものの、21日は前半9ホールはコースチェックのみにするなど、体力面も考慮して調整を続けていく。

「予選落ちがないので、しっかり攻めて。トップ10を目指したい」。注意するポイントはグリーンのアンジュレーションと、そこを狙うショットのでき。22日はプロアマに出場し、古江の“アジアシリーズ”がスタートする。(文・間宮輝憲)

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