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米9年目・畑岡奈紗の14本を覗き見 「すごく良くなった」新作UTで“構成”に変化

今季初戦を迎えた畑岡奈紗の14本をチェック。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年2月12日 12時30分

<ファウンダーズカップ 最終日◇9日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>

米ツアー9年目のシーズンとなる畑岡奈紗。今季初戦で使用した14本をチェックすると、大きな変化が見られた。

【写真】顔からフェースまですべて見せます! 畑岡奈紗の14本

上からドライバーは、1世代前のモデルとなる『スリクソン zx7 mkii』を使用。3番ウッドは新作の『スリクソン ZXi』をバッグインしていた。その下は、ユーティリティが3本入っているが、3番、4番ユーティリティはピンの『G430』を使用。そして、6番ユーティリティは『スリクソン ZXi』の組み合わせだ。

この6番ユーティリティは、いわば5番アイアンの代わり。「ロングアイアンだと、バンカーのすぐ先に切られたピンをなかなかデッドに狙っていけない」という悩みがあった。ただ、どうしても捕まるイメージが強いユーティリティに変更することにも抵抗感があった。しかし、新作の『スリクソン ZXi』は「すごくよくなってきた」と、左に行くイメージが無く、スイッチすることができた。

そして、アイアンは新作の『スリクソン ZXi7』を昨年の10月ごろから使用しているが、シャフトの変更もあった。かつて『スチールファイバー』を使用していたが、打ち出し角の低さに悩み、日本シャフトの『N.S.PRO 850GH neo』に変更。「ボールが拾いやすくなった」と、このシャフトで打ち出し角も担保された。

クラブセッティングに大きな“メス入れ”を施したが、細かい微調整も行う。「ツアーのスタンダードは、男子が基準で、おそらくそれに近い(ライ角の)クラブを使っていた。私は身長が低いので、そのまま使うと、かなりアップライトになる。肩も上がるし、自分がやりたいスイングではない。クラブに合わせて振っていたのかなというのもあった」とライ角の見直しも行った。

今季初戦は、「いい終わり方ができた」と納得の2桁アンダーに乗せ、11位フィニッシュ。新たな相棒とともに、9年目のシーズンが始まった。

【畑岡奈紗の初戦セッティング】※15本
1W:スリクソン ZX7 MkII(9.5°/三菱ケミカル ディアマナ WB 53S)
3W:スリクソン ZXi(15°/三菱ケミカル テンセイ プロホワイト1K 50S)
3,4UT:ピン G430(19,22°/三菱ケミカル テンセイ プロ1K 70HY S)
5UT:スリクソン ZXi(28°/三菱ケミカル テンセイ プロ1K 70HY S)
5I~PW:スリクソン ZXi7(日本シャフト N.S.PRO 850GH neo S)
50,56,60°:クリーブランド RTZ TOUR RACK(日本シャフト N,S,PRO 950GH S)
PT:ベティナルディ SS3 センター DASSプロト
BALL:スリクソン Z-STAR◆(ダイヤモンド)2025年

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