ショットに関しても満足気な表情を浮かべる。難コンディションのなか、最終日のパーオン数は16回。4日間のパーオン率は87.5%(63/72)と高水準だった。「アメリカはショットがうまい選手がたくさんいるけど、今週のいいショットを自分のものにして、繰り返すことができれば、ショットメーカーとしてこちらでもやっていけるかなと思えた。まだまだレベルアップできるなと」。自分の生命線となる“セカンドショット”で手応えを得られたことは、これ以上にない収穫といえる。
日頃から洋楽をよく聞き、海外ドラマを楽しむなど「物心つく前から海外が好き」とも話す。この2週間は、海外の選手などと積極的にコミュニケーションをとる姿がよく見られた。最終日は「めちゃくちゃやさしくて、いろいろ聞くことができた」というシャイアン・ナイト(米国)と、「ナショナルチーム時代から一緒にプレーした」というチェ・ヘジン(韓国)とラウンドし、よく笑い合った。
「海外の選手のフレンドリーさがものすごく好き。まだ英語はあまり喋れないけど、頑張って伝えようとしたり、ジェスチャーで相手も理解しようとしてくれる。分かりやすく話してくれるし、それで心が安らぎますね」。この辺りからも“海外向きの資質”は感じられる。
「自分がプレーする、生活することはイメージしていなかった」という海外での2週間は、充実したものになった。ゴルフ以外でも帯同したチームでの食事や、マネージャーとプールで楽しんだ時間など、そのひとつひとつが思い出になる。
これで一度日本へ帰国。次戦はアジアに渡り、シンガポールでの「HSBC女子世界選手権」(2月29日~3月3日)、中国での「ブルーベイLPGA」(3月7~10日)への出場を予定している。「チャレンジしないと分からないことがたくさんあった。それが苦にならず、楽しいほうにいっている。1年間戦うのがすごく楽しみです」。2戦目にしてトータル5アンダーの8位でトップ10入り。公私ともに順風満帆な船出になった。(文・間宮輝憲)

