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米ツアーでは年間2試合の“珍しい”3日間大会 渋野日向子は「初日から攻めていかないと」

今週は米ツアーでは珍しい3日間大会。スタートダッシュがカギになる。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年9月29日 10時37分

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 事前情報◇28日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>

今週の米国女子ツアーは“短期決戦”。金曜日の現地時間29日に開幕し、3日間54ホールで争われる。年間35試合のうち、3日間大会は今大会と6月の「ショップライトLPGAクラシック」の2試合のみ。かなりの“レア日程”だ。

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日本ツアーは年間38試合あるが、3日間大会はちょうど半分の19試合。年々、4日間大会の試合数が増加してはいるものの、やはり米国女子ツアーのタフさがうかがえる。

54ホールと少なくなっているのであれば、やはり大事なのは、出だしで後れを取らないこと。しかも今大会は、昨年のカットラインが2日間トータル4アンダー、優勝スコアはトータル17アンダーのバーディ合戦。渋野日向子は「今回は伸ばしあいなので、初日から攻めていかないといけないとは思う。しっかり最初から頑張りたい」と、スコアカードにたくさんの“○”を記入して流れに乗ることを目指す。

シード争いのボーダーラインで戦っている西村優菜も、「初日が結構大事。スタートダッシュも3日間だとある程度必要になってくる」と、滑り出しを警戒する。特にここまでのルーキーイヤーは、初日の出遅れを2日目に取り戻す…なんていう試合も少なくはなかった。「自分は今年は初日がすごく悪いので…。いいスタートダッシュを切れるように頑張りたい」と、最初の18ホールでビッグスコアを叩き出したいところ。

爆発力を兼ね備える笹生優花、今年米ツアーで「63」を叩き出している勝みなみら、日本勢は4人が出場。かつて宮里藍が制し、“バーディ女王”をひた走る畑岡奈紗が大会2勝を挙げているなど、日本勢に縁もある一戦。ガンガン攻めてバーディ列車に乗り、上位争いを演じてほしい。(文・笠井あかり)

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