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「立て直すコツを…」 吉田優利は『77』のほろ苦デビュー

吉田優利が米デビュー戦に大乱調。「77」で初日を終えた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年3月22日 12時00分

<ファーヒルズ朴セリ選手権 初日◇21日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

待ちに待ったデビュー戦は、ほろ苦い初日になった。ルーキーイヤー初戦の吉田優利は3バーディ・9ボギーの「77」。6オーバー・134位タイの1日を、「スコアはかなり打ってしまってまったけれど、感覚的にはそんなに悪くなかった。オフに練習したバンカーの打ち方もよかったので、あしたいいプレーが出来たらいいなと思います」と気丈に振り返った。

それでもラウンド中には“優利スマイル”【写真】

出だしからボギー、バーディ、バーディ、ボギー、バーディと出入り激しくスタートしていった。だが、6番でボギーを喫すると、そこからずるずると引っ張られていく。7番パー5では2打目をグリーン右ラフまで運んだが、アプローチは左足下がりが強い傾斜で出すだけで乗らず、2パットのボギーを喫した。

9番からは「本当に良くなかった」と4連続ボギー。14番パー5でも落とした。午後組の後半は、風が強く吹いてコンディションがタフになり、西日でポアナ芝のグリーンの「ぽこぽこ」が目に見えやすく気になってしまう。「インコースは長いクラブを持たされることが多かったので、ショートゲームをもう少し頑張りたかった」。パッティングのストロークには好感触を得ていることは好材料。チャンスの回数を増やすことを目指していく。

フェアウェイキープは14ホール中10回、パーオンは7ホールにとどまった。「(前半は)ドライバーが曲がっていたので『きょうどうなるかな』と思って、そのまま悪い方向にいってしまった。でも悪い方向から立て直すコツがアメリカバージョンであると思うので、それを早く探したい」。そういって、「すごく楽しかった」という前向きな言葉をこぼす。初めての経験が、ひとつずつ糧になることを知っている。

17番、18番ではともにバンカーからパーをセーブした。「上がり2個ナイスでしたね。オフに変えた(バンカーの)打ち方がきょう良かったかなと思うので、今後もっと練習して精度を上げていきたい」。バンカーセーブは3/6で50パーセント。そこにオフの成長を実感しながら、カットラインを目指してく。

「このあとショットを調整して、いいパットを打ち続けられるように。そしたらショートゲームの持ち味も生かされると思うので、あしたも楽しみたい」。大きな出遅れから、ただ上を見続ける。

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