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「日本に置いてきた魔球が出た(笑)」 川崎春花は痛恨OBにも“自然体”

川崎春花は“魔球”にガッカリ?しかし気持ちを切り替え、初のメジャー大会の決勝ラウンドを戦った。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年7月9日 12時00分

“魔球”の後には落胆した表情も…。しかし楽しまなきゃ損と、気持ちを切り替えた
“魔球”の後には落胆した表情も…。しかし楽しまなきゃ損と、気持ちを切り替えた (撮影:ALBA)

<全米女子オープン 3日目◇8日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

初めての海外メジャーながら薄氷の予選通過を決めた川崎春花は、ムービングデーに苦しんだ。ボギー発進のあとにバウンスバックを決めたものの、そこから4ボギー・1ダブルボギーと失速。「78」でトータル12オーバーの66位タイに後退した。

ラウンド後の川崎春花のインタビュー動画が現地から届いてます

「まず芝が難しいし、ラフにいったらライによって全然違うし、風も難しい。ちょっとでもミスしたら終わりやから神経を使う…」とペブルビーチの“洗礼”を全身に浴びた一日。頭をフル回転させてスコアメイクに徹したが、難コースは思うようにさせてくれなかった。

14番パー5では、フェアウェイからの2打目を大きく左に曲げてまさかのOB。「ドチー(ドチーピン)した。日本に置いてきた魔球が出た(笑)」と自虐的に振り返る。バンカーにつかまることも多くあったが、「昨日もやし、ずっと砂。小谷さん(キャディ)がずっと均している」と“はるちゃん節”で冗談めかし、取材陣を笑わせた。

それでも、名門コースでの週末を楽しまないのは損。「せっかく来たのに、そんなにどんよりしてたらあかんやんって。『初めてだし楽しもうよ~。よし!』って」とペブルビーチを堪能しながらプレーした。カットライン圏外で予選ラウンドを終えたときに曇っていた表情は、この日の晴天のように明るくなっている。

「まだ一回もアンダーパ―でプレーできていないので、できるように頑張ります」と意気込む残り18ホール。記録ずくめの日本メジャータイトルを獲得した19歳は、プレーを楽しみながらも、最後に意地を見せる。(文・笠井あかり)

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