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今季メジャー3試合目は「柔らかいのに難しい」 西村優菜が感じる“違い”

練習ラウンドを行った西村優菜。これまで出場したメジャー戦との違いとは?

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年7月4日 14時00分

西村優菜にとって今季3回目となるメジャーの舞台。早めに現地に入って対策を練っている
西村優菜にとって今季3回目となるメジャーの舞台。早めに現地に入って対策を練っている (撮影:ALBA)

<全米女子オープン 事前情報◇3日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

西村優菜にとってペブルビーチGLが舞台の「全米女子オープン」は今季メジャー3試合目。「シェブロン選手権」、「KPMG全米女子プロ」に続いて行われる名門コースでのメジャー大会。これまでの2試合と比較して、コースの印象は「全然違いますね」と、経験したことのないようなコースでの戦いとなりそうだ。

全米女子プロから1週間のオープンウィークを挟んだが、ロサンゼルスで数日のオフを過ごすと、先月30日(金)には現地に入った。そして月曜日までに2ラウンドをプレー。「7番のパー3とか1回は行ってみたいと思っていて、来られたのでうれしい」と、映像で見たことのある景色を楽しみながらコースチェックを重ねている。

コースについては、「ラフが粘っこい。芝の生え方も揃っていなくていろんな方向に向いている感じ。入れると結構やっかいだな」と、ティショットでのフェアウェイキープが第一のポイント。そして「風が強いなかでこの小さいグリーンというのは難しい」と、ペブルビーチらしい強い海風とグリーンの小ささの“合わせ技”を警戒している。

メジャーらしいセッティングだが、ほかとは少し様子が違うところも。「グリーンが柔らかい。風が吹いたら(球が)止まらなくなってしまうので硬くできないのかもしれないけど…」。柔らかいグリーンはピンをデッドに狙っていけるはずだが、なぜか、なかなかそうはいかない。「柔らかいのに難しい」と戸惑うような言葉も出てくる。

それでもユーティリティでさえピンを狙っていけるショット力は西村の強みのひとつ。「ショットも良くなってきているので自信を持ってラウンドしたい」と風のなかでもしっかり振り抜いていくのと同時に、「風が吹くとショットが良くても(読みを)間違えてしまうと大きなミスになってしまうので、考えながらやっていきたい」と頭をフル回転させながら攻略を図る。

「来たいところに来られているのもうれしいし、米ツアーメンバーとして来られたのもすごいうれしい」と“ルーキー”西村が臨むメジャー3戦目。シェブロン選手権は56位、全米女子プロは39位に終わっている。「まずはしっかり4日間できるように予選通過したい。メジャーで大事な試合。ここに調子を持ってこられるように頑張ってきたところもあるので、自分の力を発揮できればと思います」と意気込み、開幕までの2日間で持ち味のショット力にさらに磨きをかけていく。(文・笠井あかり)

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