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トルクレスパター、順手、グローブ… 畑岡奈紗の“週末トライアル”

畑岡奈紗はメジャー決勝で試行錯誤。次戦以降につながる貴重な経験だった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年4月29日 08時00分

<シェブロン選手権 最終日◇27日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>

悲願のメジャー制覇は次戦以降にお預けになった。米ツアー9年目の畑岡奈紗は、メジャー今季初戦を52位で終えた。

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45位から出たムービングデーで、1バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「77」と崩れて、68位に後退した。それでも最終日は序盤2番でダブルボギーを喫しながら、3バーディを奪って「71」。4日間で最も平均スコアが高かった最終日に、今大会初のアンダーパーをマークした。「1つだけですけど、アンダーで回れて良かった」とうなずいた。

週末はグリーン上に変化を加えた。流行中のL.A.B.GOLFのトルクレスパターを投入。クロスハンドだった握り方を順手にしたり、グローブをつけたまま構えてみたりと、様々なトライを重ねた。

「きょうはこういう順位だったというのもあるけれど…。練習ではなんともないけど、試合のプレッシャーの中で、なかなか思うようなストロークが出来ていないときがある。ちょっと違うことをやってみてもいいかなと思って、試合でいろいろ試しながらできた。いい機会だった」

LABパターについては、初投入直後こそ「ドキドキしていた」というが、徐々に手になじんできた。最終日にはパット数『29』を記録。自身に最適な方法を模索している。

前週の「JMイーグルLA選手権」では最終日に5連続バーディ締めの「63」をマークし、勢いよくメジャーに乗り込んできた。「メジャーはいい準備はできたと思っても、試合になったらうまくいかないこともある。それでも試合中、特に週末にいろいろ試せたので、次につなげられれば」。試行錯誤の日々は、確かな糧になる。(文・笠井あかり)

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