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後半の猛攻で3カ月ぶりトップ10へ 笹生優花は飛距離生かし上位キープ

笹生優花がバーディラッシュで浮上。久々のトップ10入りが射程圏内だ。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年6月4日 13時21分

<ミズホ・アメリカズオープン 3日目◇3日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

終盤のバーディラッシュで上位に踏みとどまった。3月の米本土初戦となった「ドライブオン選手権」以来となる決勝ラウンド進出を決めていた笹生優花は、3日目を6バーディ・3ボギーで終え、トータル4アンダーの12位タイで最終日へと向かう。

古江彩佳、AJGA(全米ジュニアゴルフ協会)の選手1人と回った3日目。古江が1番パー4で2打目を放り込むド派手なイーグル発進の一方で、笹生は3番でボギーが先行した。その後2バーディを奪取したが9番をボギーとし、前半はイーブンのラウンド。ところが、ここからラッシュが始まる。

11番でこの日3つめのバーディを決めると、13番のパー5では2オンを狙い、2打目はグリーン右のバンカーへ。ここからスーパーショットで1メートルに寄せてバーディ。15番ではティショットを右のバンカーにいれボギーとしたが、254ヤードに設定された16番パー4ではティショットをUTでグリーン手前まで運び、続くショットを1メートルにピタリ。最終ホールでも3メートルに乗せてバーディで締めた。

「全体的に安定していたというか、大きなミスもなく、それが結果につながりました」。ティショットの落としどころが狭くなるホールや、ドッグレッグホールなど、飛距離の出る笹生にとってはドライバーを気持ち良く振れない箇所もある。UTや3Wを多用して、チャンスメイクに成功した。

今週は3番ウッドとアイアン、パターを替えて臨んでいるが、このスイッチが奏功。「調子が良かったのもあった」とすべてがかみ合って、2カ月ぶりの決勝ラウンドで躍動した。

「やることをしっかりやって、楽しんでできれば」といつもの姿勢を崩さず臨む最終ラウンド。今月末から始まるメジャーシーズンに向け、まずは約3カ月ぶりのトップ10、さらにはその上を行く結果を楽しみながら求めていく。(文・高桑均)

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