ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

渋野日向子が魅せた華麗なグリーン周り 深いラフからでも“柔らかく”チップインバーディ

渋野日向子が初日に続く「67」。そして、その初日に2つ記録したチップインが3日目にも決まった。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年9月3日 10時25分

<ポートランドクラシック 3日目◇2日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>

「67だった感覚がないです」とホールアウト後に首をかしげた渋野日向子。スコアを見れば上々だが、内容には疑問が残った。5バーディでボギーなし。トータル10アンダーまで伸ばし、バーディ合戦のなかで順位を44位から23位まで押し上げても、どことなく表情は晴れない。

3日目を終えた渋野日向子のインタビュー動画が現地から届きました!

前半の7番パー5ではフェアウェイからの2打目をグリーン左手前のラフに打ち込んだ。「あれは根こそぎ持っていった(笑)」と、深いラフに沈んだボールを1メートルに寄せてこの日初バーディ。続く8番では手前6メートルから「打ち過ぎたのが入ってくれた感じ」と、“キレイ”なバーディではなかった。

折り返した11番では8メートルほどのロングパットがカップに沈み、少し表情も和らいだが、続く12番パー5では想定外の事態が起こる。3打目、奥のピンまで94ヤード。50度のウェッジを持って放った3打目はピンを大きく越えてラフに入った。「フルショットで95ヤードくらいの計算だった」はずが、「じゃっかん左足下がりだったのか、めっちゃ飛んでいった」とピンチに。そんな難局で魅せたのが、技ありの一打だ。

深めのラフに沈んだライ。「フェースを開いて柔らかく打とうと思った。58度のウェッジです」。高く舞い上がったボールはグリーンに落ちるとピンに向かって一直線。そのままカップに消えると、大歓声が沸き起こった。

今週はアプローチ練習場が充実。遊び感覚で試していたショットが、実戦でも早速生きている。9番のパー4ではフェアウェイからの2打目がグリーン右のバンカーへ。ピンは右サイドという状況。「めちゃくちゃナイスでした」と3打目はカップをかすめ1.5メートルにピタリときてボギーを回避した。

「先週、ショートサイドのバンカーがことごとくヤバかったので、ちょっと練習して」と、これも今週に入ってから練習場での特訓でイメージを膨らませていた。「成果が出た感じ」と小技のバリエーションが今週はスコアを落とさず伸ばす要因になっている。

寄せとは裏腹にショットには不安もあると話すなか残す18ホール。二桁アンダーとはいえ、首位との差は8打で、順位もかろうじてトップ25。「あしたも伸ばし続けないといけない。メリハリをつけてできたらいいなと思う」。初日、この日の「67」を上回るビッグスコアをたたき出し、3月以来のトップ10をにらむ。(文・高桑均)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト