<ヒルトングランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日◇1日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
2026年シーズン開幕戦は思わぬ結末となった。第3ラウンドが強風によりプレー続行不可能と判断されて順延。最終日は異例の寒さによりスタートが大幅に遅延し、最終ラウンドの中止が決定。54ホールの短縮競技となり、最終日は第3ラウンドの残りのみが行われた。
すでに第3ラウンドを終え、最終ラウンドに備えていた山下美夢有は、「最終ラウンドまでやりたかったです」と歯がゆい表情をみせる。開催地のフロリダ州オーランドは早朝から氷点下の冷え込みだった。山下は午前8時過ぎにコースに到着したが、練習場で体を動かす前に遅延、中止が決定した。
「“プレーする”っていう気持ちで来て、それができないのが残念です」。クラブハウスで待機していた途中、グリーンが凍っているかを確認するために外に出たが、「それよりも体感温度が寒かった。体が回るかどうかのほうが心配でしたね」。この仕方のない状況を受け入れるしかなかった。
初日から天候が下り坂になっていくなか、スコアは「74」「69」「68」と右肩上がりに伸ばしていた。寒さと強風でタフすぎるコンディションとなった第3ラウンドは、フィールド唯一のボギーフリー。「きのうはいいイメージで回れていたので、余計にきょうはプレーしたかった」。最終ラウンドはネリー・コルダ(米国)とブルック・ヘンダーソン(カナダ)とのペアリングが組まれていたが、これも幻となってしまった。
まさかの結末になったが、トータル5アンダー・5位タイ。メジャー覇者で昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)受賞者は、開幕戦から実力を発揮した形だ。「切り替えて、日本に帰ってからしっかり調整して、タイから優勝争いできるように頑張りたい」。今夜のうちに日本に飛び、次戦の「ホンダLPGAタイランド」(19日開幕)に向けて準備をしていく。「次は暑いので気をつけながら。寒暖差がすごい…」。体調管理を心がけながら、米2年目シーズンが始まった。(文・笠井あかり)

