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パット修正で攻め方にも変化 畑岡奈紗は「67」で流れつくり、メジャー大会へいざ出陣

畑岡奈紗は最終日に「67」をマークしてフィニッシュ。次戦のメジャー大会へと弾みをつけた。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年6月19日 08時00分

<マイヤーLPGAクラシック 最終日◇18日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6638ヤード・パー72>

前日とは打って変わり、バーディラッシュを見せた畑岡奈紗。最終ホールをボギーとしたものの、7バーディ・2ボギーの「67」で回り、トータル9アンダーの32位タイで4日間を終えた。「しっかり伸ばして順位を上げることができてよかったです」と、次週のメジャーにつながるラウンドに手応えを感じた。

上位も見えるなかでスタートした3日目は2つスコアを落とした。「ショートサイドに攻めすぎて、なかなかバーディチャンスにつながらなかった。パッティングがよくなってきたぶん、広いほうから4、5メートルにつければ入るかなとやっていたらスコアにつながった」と、攻め方に変化を施してラッシュにつなげた。

今週は黒宮幹仁コーチが帯同し、技術面の指導を受けるとともに、ラウンドを見たコーチからマネジメント面での指摘ももらえた。そしてこれが畑岡のマネジメントに変化をもたらした。ここ数戦はパッティング不振のためピンを狙うゴルフ。「焦りがあった」と少しでもピンに寄せることを考えていた。しかし今週はそのパッティングが復調してきたことで、“ある程度”の距離に乗せられればいいと気持ちにも余裕が生まれ、攻め方にも余裕ができた。

パッティングは知らないあいだに全然違う打ち方になっていたと、目線から直してもらい、今週は「いちばん修正できた」と自信も出てきた。その効果がスコアに結びついたことがうれしい。メジャー大会が2戦続く前の最後のラウンドでビッグスコアを出せたのは明るい兆しと頬も緩む。

「プレーオフまでいったときもあれば、トップ10フィニッシュも結構できているので」と、次週の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は2018年の2位など相性がいい。悲願に向けて「自分を信じて」やる準備は整った。(文・高桑均)

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