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「マジで曲がりました(笑)」 アマ馬場咲希はショットに苦しむメジャー初日に

馬場咲希は今季初メジャーの初日で苦戦した。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年4月21日 10時12分

<シェブロン選手権 初日◇20日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

昨年6月の「全米女子オープン」以来、自身2度目のメジャー出場となったアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)は、ショットで苦しむ1日を過ごした。「(ティショットが)マジで曲がりました(笑)。きょうは特にセカンドショットがひどくて、『バーディが獲れるな』というところもまったく乗らない…」。こうラウンドについて振り返る。

10番からスタートし、15番までに1つ伸ばしたが16番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いた。これも左に曲がったティショットがバンカーのなかの草につかまり、それがテークバックでクラブに引っかかり脱出に失敗したのが原因。前半、後半で1つずつ落とし2オーバー・73位タイで今季最初のメジャーでのラウンドを終えた。

今月上旬の「オーガスタナショナル女子アマ」でも「ショットが全然ダメだったけどパターで頑張った。そこがかみ合えば、というところではあるんですけど」と、決して好調というラウンドではなかったという。さらに開幕前の練習で、芝の薄さも影響しアプローチ練習でチャックリなどのミスが出たことも「頭をよぎってしまって、それでトップしたり」と悪いイメージにつながってしまった。6800ヤードを超す長いコースとあって、馬場といえどセカンドショットはしっかりと距離が残る。パー3を除く14ホール中9ホールにとどまったフェアウェイキープ数が、18ホール中8回だったパーオン数にも影響した形だ。

「焦ってはいなかったけど、もったいなかった。1アンダーだったところで、もう少し攻めていけたらなと思ったところでダボ。残りホールも多かったからどこかでバーディが獲れたらと思ったけど、どんどん崩れてしまった」。悔しさの残る初日になってしまった。

週明けまでは重たい印象だったグリーンも、すっかり速さを感じるレベルまで仕上がってきた。「ショットが良くないので池もバンカーも練習ラウンドに比べて気になって。最終ホールもですが、気にならない池にちょっとびびって、『入ったら』っていう想像が頭に浮かんで…」。1つの不安材料が、他にも影響を及ぼすのがメジャーセッティングの難しさともいえる。

「ここ1カ月くらい修正できていないので、(すぐに直すのは)難しいかなと思うけど、あしたもこのまま耐えて回れたら。楽しんでできたらいいなと思います」。昨年制した「全米女子アマ」の権利で、今年は4試合のメジャーに出場する。その一歩目をなんとかいい形で終えるためにも、明日の巻き返しに期待がかかる。(文・間宮輝憲)

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