<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 2日目◇24日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>
岩井姉妹がリンクスコースで、2人そろって決勝ラウンドに進んだ。妹の千怜は「KPMG全米女子プロ選手権」、「アムンディ・エビアン選手権」と直近2試合連続で予選落ちしていた。姉の明愛はKPMG前週の「マイヤーLPGAクラシック」を2日間で終えていたため、姉妹そろって決勝を戦うのは、6月に2人で組んで出場したペア戦「ダウ選手権」以来、4試合ぶりとなる。
明愛は崖っぷちからのカムバックで週末行きのチケットをつかんだ。初日は「78」と崩れて6オーバー・89位と出遅れ。しかし、この日は「フィーリングも悪くなかったし、パターも打てました」と「70」でフィニッシュ。トータルスコアを4オーバーに戻し、41位タイまで浮上した。
フェアウェイキープ率が50%(7/14)だったティショットに関しては、「きのうミスしたホールでは大丈夫だったけど、ところどころでミスが出た」と、決勝を戦ううえでの課題。しかし、前日の「32」から「27」に回復したパットが要所で決まった。
パー5の後半3番は、20メートル超えのパットをピタリと寄せ奪ったバーディ。「オーバーめに打とうと思ったらピッタリだった」と、強気のパットがカギを握りそうだ。
「ちょっとは」と気にしていた予選カットラインを突破し「安心しました」と本音も。しかし、すぐに臨戦態勢に入り、「予選を通ったからには上を目指していかないといけない。伸ばせるように、残り2日間頑張りたいです」と、視線を鋭くした。
一方、千怜は1バーディ・4ボギーの「74」と落としながら、初日をイーブンパーの18位で終えていたことが効いた。トータル2オーバー・23位タイで危なげなく、3試合ぶりの決勝行き。それでも「チャンスにはつけられたけど、そこで決め切れず、流れがうまく作れなかった一日でした」と悔しそうな表情を浮かべる。
それでも、唯一のバーディとなった3番では、2オンに成功して伸ばすなど、持ち前の攻撃性を発揮。「きょうも難しい位置にピンを切っているので、あしたもタフになるんだろうなと思ってプレーしていました」。その状況で伸ばすことをイメージしながらのムービングデーになりそうだ。
リンクスでは、とにかく「冷静に」ということを心がけている。きょうもバーディがなかなか来ない展開でも落ち着いた表情でプレーを続けた。ひさびさの決勝だが、安どする気持ちより、上を狙う意識の方が当然ながら強い。「自分に喝を入れるような気持ちを持たないといけない」。ここからさらにギアを上げる。(文・間宮輝憲)
