<フォーティネット・ファウンダーズカップ 事前情報◇18日◇シャロン・ハイツG&CC(カリフォルニア州)◇6542ヤード・パー72>
春のアジアシリーズ後のオープンウィークが明け、米国本土での戦いが始まる。渋野日向子にとっては今季2試合目。2週前の自身初戦「ブルーベイLPGA」からクラブセッティングを一部変更して挑む。
中国大会ではドライバーをテーラーメイド『Qi4D LS』を使用していたが、今週からスリクソン『ZXi LS+』にスイッチ。シャフトもフジクラ『ベンタスブルー5S』から『スピーダーNXゴールド50S』に替えた。「安定して軽いドローが出ている感じ。タイミングよく振れそうな感覚もありますし、まとまっていて、逆球が出るイメージがわかない」と、求める弾道を手にしている。
前回のクラブについては「とてもよかったけれど、若干、低いのが気になっていた」と弾道の高さを課題に感じていた。「もう少し高く出たほうがいいんじゃないかなと。シャフトとヘッドを組んでくださった」と話した。
初開催のコースは、日本の林間コースを彷彿させる。圧迫感のあるレイアウトも「嫌いではないです」と苦手意識はない。だからこそ、「視野を狭くせずにいけたらいいなと思っています。嫌いではないと思っているからこそ、広く見たいです」と話す。ゴルフは心理戦でもある。狭いという意識にとらわれてスイングが縮こまったり、守りに入ることを防ぐためにも、広い視点で臨む構えだ。
また、ウェッジも変更した。クリーブランド『RTZ』の50度と54度、『RTZ TOUR RACK』の58度から、いずれもタイトリスト『ボーケイ SM11』へ。RTZも練習では好感触だったが、「ボールが飛んでいくスピードなどが試合になると速くなってしまっていた」と実戦での違いを実感したという。
そこで「安心感」を得たSM11を選択した。練習と試合では心理面の影響もあり、自然とスイングスピードが上がりやすい。「(RTZも)いいクラブなんです。だけど私には難しかったかな…」と、4日間の試合で得た課題を振り返った。
グリーンのアンジュレーションが強く、ショートゲームの難易度は高い。練習ラウンドでは様々な状況からアプローチやバンカーショットを試し、確認を重ねた。「まだこれ(SM11)で決まるかどうかも分からないですし、いろいろ試しながらやっていますけど、けっこう自信を持っていけるクラブ」と新ウェッジにも手応えを感じている。
「始まってみないと、どういうクラブセッティングになるか分からないけど、あしたがすごく楽しみです」と笑顔を見せた。新たな武器を携えて臨む2週ぶりの一戦。「前回の中国で最終日がボロボロ(米自己ワースト81)だったのがすごくもったいなかったし、ここで頑張りたい。しっかり上で戦いたいです」と意気込んだ。(文・高木彩音)

