<ヒルトングランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目◇31日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
フロリダ半島付近で発達した低気圧により、第3ラウンドは大荒れになった。17番パー3が強風でプレー不可能となり、一時中断ののち順延が決定。8人の選手が完走できず、リーダーボードも終盤にかけてボギーが目立つようになった。
それを横目に山下美夢有が圧巻の「68」。フィールド唯一のボギーフリーで、トータル5アンダー・暫定6位タイまで浮上した。「こんなに荒れると思っていなかったのでビックリ。でもとりあえず、18ホール回れてよかったし、風が強い中でスコアを伸ばせたこともよかった」と振り返った。
「絶対にしてはいけないミスをスタートホールからしてしまった」と話しながら、タフなコンディション下で伸ばしていく。順延の原因となった実測138ヤードの17番パー3は、猛烈なアゲンストのなかで5番ユーティリティを振った。手前から8ヤードに切られたピンに対して「狙い通り。しっかりとタテ距離を合わせられた」と5メートルにつけてバーディを奪取。難ホールでショットの精度をみせつけた。
最終9番パー5では、ウェッジショットをベタピンにつけた。「きょう回っていて、ボールの横回転が少ないと感じた。なので、風が強くても、そこまで(ショットが)風に影響されないような感じだったと思います」。2日目のラウンド後の練習でスイングのイメージを見直し、いいフィーリングを持ち込むことができたという。「きょうは出球からイメージ通りの球筋が打てていた」と納得の表情だ。
あす最終日もかなりの冷え込みが予想され、72ホールの完遂が難しいかもしれないという声も聞こえてくる。「できる限り4日間プレーしたいという気持ちもある。天候が荒れると思うけど、しっかりと耐えのゴルフをしつつ、上を目指して頑張りたい」と見据えた。(文・笠井あかり)

