ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

“深夜会談”で修正ポイントが明確に 畑岡奈紗がチーム一丸で目指すコース連覇

昨年、このウィルシャーCCで行われた「DIOインプラントLAオープン」を制し“コース連覇”を狙うのが畑岡奈紗。意気込みは?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年4月27日 10時53分

<JMイーグル・LA選手権 事前情報◇26日◇ウィルシャーCC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

昨年、このウィルシャーCCで行われた「DIOインプラントLAオープン」を制し“コース連覇”を狙う畑岡奈紗は、「あっという間でした」と1年前に味わったロスの歓喜を振り返った。「行ってはいけないところや、ここからだと難しくなる場所もだいぶ分かってきた。そこに落とさないマネジメントを立てていきたい」と、いいイメージも沸々と湧いてくる。

とはいえ「状態は去年のよりちょっと悪い」とも。今季はここまでの6戦で予選落ちはなく、開幕戦、そして3月に行われたロサンゼルスでの試合でトップ10にも2度入る安定飛行を続けているようにも見える。しかしオープンウィークを挟んで行われた2週前のハワイでの「ロッテ選手権」では、優勝争いに名乗りを挙げた最終日に「74」と失速。そして先週のメジャー大会「シェブロン選手権」でも、3日目に「76」を叩くなど悔しいできごとが続いた。

そのため、今週は「いろいろと試し過ぎていた部分があるので、もう少しポイントを絞って修正していければ」とシンプルな考え方を心がけていく。その考えに至る背景には、前夜行われたミーティングがあった。日本にいる黒宮幹仁コーチ、そして現在米国で帯同する真田和俊トレーナーとともにリモートで“3者会談”が行われた。それは深夜0時近くまで続いたという。そのなかで、畑岡が感じている状態や考えを聞いた2人の専門家が、それぞれの立場で意見を伝えるなど、密な議論が交わされた。

そのなかで優先ポイントとして挙がったのが、先週末に強く感じた「テークバックで、クラブが寝た状態で上がってしまう部分を修正すること」だった。日々送られてくる映像でスイングをチェックする黒宮コーチの技術的な意見を、現場にいる真田トレーナーが体の動きという側面から実現できるよう支える。そしてそれを「データをよくしたいと数字ばかり追いすぎてしまうところがあって、やらないといけないことが増えた。自分の感覚も大事にしていかないといけない」という畑岡が自らに落とし込み、コースで実践できるようにするチーム体制が整っている。

こうして、一つのことに集中し状態を上げていく方向性が確認された。もちろん「目に見えない部分を数値化するのは大事。それでクラブセッティングなどの参考にもなる」とデータをないがしろにすることはないが、今は自分のいい感覚を取り戻すことを優先する。そのリスタートの地が、縁起のいいロサンゼルスのコースとなる。

まだ今季未勝利ということもあって「ここまで納得いく成績が残せていない」という思いも強い。それでも「調子がよくないなりに先週も最後まで頑張れたと思うし、いいように考えていければいい」と前を向く。昨年は「67」、「68」、「67」、「67」というスコアを並べ2位に5打差をつける完勝だった。「もちろん優勝を目指して、頑張りたいと思います」。1年前の再現となる結果を、チームで勝ち取りたい。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト