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渋野日向子が出場権獲得に涙「なんとかギリギリ、通ってよかったです」

米国女子ツアーの来季出場権をかけたQシリーズで渋野日向子が通過した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月10日 05時03分

<Qシリーズ(最終予選) 最終日◇9日◇マグノリア・グローブGC(アラバマ州)◇フォールズC=6643ヤード・パー71、クロッシングスC=6664ヤード・パー72>

渋野日向子がQシリーズを突破し、来季の米国女子ツアー出場権をつかんだ。順延となった最終ラウンドを3バーディ・3ボギーの「72」で回り、トータル5アンダー・24位タイのボーダーライン上で通過した。

【写真】歓喜の涙を流すシブコ

この日は、前日に順延となった最終ラウンドの残りをプレー。上位25位タイまでの出場権獲得圏内から出て、後半3番からの7ホールを回った。6番パー5をバーディとして、その位置を守ってホールアウト。喜びの涙を流した。

「もうちょっと上で通りたかった気持ちはあるし、最後(のバーディパット)もショートして悔しい気持ちの方が大きいけれど、まずは通って安心しています」

トップカテゴリーのシード選手として迎えた今季は、苦しい時間が続いた。「全米女子オープン」での7位が唯一のトップ10。23試合に出場して、予選落ちは13回を数えた。ポイントランキング104位で終えて、準シード権も獲得ならず。来季の出場カテゴリーを上げるために、この予選会に臨んだ。

初日が順延し、競技は予備日を使用した6日間に。悪天候が続いて、5ラウンド90ホールから4ラウンド72ホールに短縮されるなど“異例”のスケジュールになった。「気持ちのオンオフが大変でした。ご飯もあんまり食べられないとかもあったけれど、本当にたくさん支えてもらって、すごく前向きな気持ちでスタートできた」と、この1週間を振り返る。

ツアーカード獲得を目指して初挑戦した、2021年以来4年ぶりの予選会。「二度と来ないと誓った場所にまた帰ってきてしまったのは悔しいけれど、また新たなスタートだと思って、前向きに臨めていたとは思う。なんとかギリギリ、通ってよかったです」。

たくさんの声援に背中を押され、たくさんの応援に支えられながら、来季の出場権を獲得した。「もう、いま以上に悔しい思いをしたくない。ちょっとでも減らしていけるように、いい思い出を増やせるように、このオフは本当に頑張りたいです」。米5年目となる2026年の活躍を力強く誓い、笑顔でアラバマを後にした。

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