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12m決めるバーディ締め 西村優菜は成長実感の1アンダー

西村優菜は日々成長を感じるラウンドを続けている。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年6月5日 10時00分

最終ホールで“バンザイ”!西村優菜はロングパットを決めよろこびを全身で表現した
最終ホールで“バンザイ”!西村優菜はロングパットを決めよろこびを全身で表現した (撮影:ALBA)

<ミズホ・アメリカズオープン 最終日◇4日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

最後の最後で笑顔がはじけた。最終18番は長いパー4。アゲンストの中、7番ウッドを振り抜いた2打目が右奥ピンの12メートル手前に乗った。「上って下り。3パットしないように」という難しいラインだったが、これを打ち抜くとボールはカップに吸い込まれた。両手をあげて全身で喜びを表現。3バーディ・2ボギーで一つ戻し、トータルイーブンパーの33位タイで4日間を終えた。

5番までに2ボギーの苦しい展開。攻めるゴルフを掲げたプレーで6番パー5でバーディを取り戻すと、その後はしぶいパーパットを決め続けた。「苦しかったけど、パターのフィーリングはよかった」と耐え続け迎えたのが1オン可能な16番パー4だ。ここでドライバーショットをグリーン手前まで運ぶと、2打目のアプローチをピンそばに寄せバーディ。そして最終ホールの一撃で、ラスト18ホールをアンダーパーで締めくくった。

決勝ラウンドは攻めのゴルフを探った。米ツアーで上に行くには必要と判断したためだ。メリハリの効いたプレーを続けながら、しぶといプレーを貫いた。「諦めずにパーパットを打てていた。その時間帯があったから、最後があったと思う。すごくよかった」と充実感を漂わせる。

日本ツアーでプレーしているときよりも、考えることが多いという。「頭痛いですね~(笑)」と苦笑いも、それがまた楽しい。「求められるショットの幅がすごく多いので、だからこそ『もっとこうなりたい』というのが出てくる」と、成長へのステップを踏みながら、前に進んでいる。

ルーキーイヤーも中盤戦。次週も同じニュージャージー州で初めてのコースを訪れる。「しっかり練習ラウンドでコースを把握して、またいいプレーができるように頑張りたい」。自由の女神像を見ながら、笑顔でコースをあとにした。(文・高桑均)

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