笹生優花は最終日「67」の猛チャージで21位タイ　出場決まった東京五輪は「スケジュールに入っている」

＜KPMG全米女子プロゴルフ選手権　最終日◇27日◇アトランタ・アスレチックC（米ジョージア州）◇6740ヤード・パー72＞

ムービングデーに「75」とスコアを落とし42位タイに後退していた笹生優花。だが、最終日は1イーグル・5バーディ・2ボギーの「67」とスコアを5つ伸ばし、トータル3アンダーの21位タイと大きく順位を上げてフィニッシュした。

笹生とマキロイのスイングを連続写真で比較したら…やっぱ似すぎ！

前日との違いに「ドライバーはあんま変わってなくて、セカンドが良かった」と話した笹生。12番パー5ではピンまで残り180ヤードの2打目を5番アイアンで乗せてイーグル。世界最高峰の舞台でも空中戦が通用することを改めて証明して見せた。「本当にいいゴルフ、悪いゴルフが両方あったので、本当に今週はいろいろ学べた。結果はまあ良かった」と一週間を振り返る。

今後は“米ツアーメンバー”として転戦。アメリカで戦った後、メジャー2勝目を目指しフランスで行われる「エビアン選手権」（7月22日〜25日、エビアン・リゾートGC）へと向かっていく。「家がないので荷物を持ってずっと1カ月、移動するのは大変」としながらも「でも、楽しい」と目指していた舞台に胸が躍る。

エビアンの後にはフィリピン代表として出場権を得た東京五輪も控える。「まだ1カ月あるんですけど、みんなが楽しみにしていると思う。自分のスケジュールにオリンピックは入っているので、練習して頑張りたい」と意気込むと、「まぁ、でも五輪は予選カットがない（笑）」と茶目っ気たっぷりに笑った。