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リディア・コが1084日ぶりに優勝 松山英樹は1344日、ジョーダン・スピースは1351日

リディア・コが1084日ぶりに優勝 松山英樹は1344日、ジョーダン・スピースは1351日

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2021年4月19日 12時30分

米国女子ツアーの「ロッテ選手権」で、リディア・コ(ニュージーランド)が3年ぶりにツアー優勝を果たした。実に1084年ぶりの勝利。かつての天才少女が、ようやく復活ののろしを上げた。

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当時15歳だった2012年の「CNカナディアン女子オープン」でツアー優勝を果たし、翌年には米ツアーが18歳以上という規定の特例としてプロ認定。その13年にはカナディアンオープン連覇。14年に3勝、15年には5勝、そして16年に4勝を挙げ、リオ五輪でもギンメダル獲得。15年には、タイガー・ウッズ(米国)の21歳を抜き、男女を通じてい最年少で世界ランキング1位に輝いた実績を持つ。

その後低迷期を迎えたが、18年4月に優勝。ところがそれ以降は肉体改造やスイング改造、ジュニア時代から指導を仰いだコーチのデビッド・レッドベターとの離別などもあってスランプに陥った。そんなリディアに転機が訪れたのが、新しいコーチとの出会い。かつてウッズのコーチとしても広く知られるようになったショーン・フォーリーと組むと、一気に才能が復元される。

作夏から指導を受けると、成績も回復傾向。20年シーズン後半にはトップ5入りを繰り返すと、2週前に行われた海外女子メジャーの「ANAインスピレーション」最終日には「62」を叩き出して2位フィニッシュ。そして、ロッテ選手権でも圧倒的な強さでトータル28アンダー。2位に7打差をつける完勝だった。

10代中盤で黄金期を迎えたリディア。10代後半でスランプを迎えてしまったが、そこからカムバック。今年に入ってからは5戦のうち優勝1回に2位が2回。ANA最終日からの5ラウンドで「38アンダー」という桁違いのゴルフの裏には、フォーリーという支えがあったのは間違いない。

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