<KPMG全米女子プロ選手権 事前情報◇23日◇ヘイゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)◇6760ヤード・パー72>
今季自身2戦目のメジャーを迎える渋野日向子。上位争いを続けたすえに17位で終えた「全米女子オープン」前と比べても、より自信を持ってメジャーに臨める感覚がある。
大会開催前に自信を口にするのは「試合前に嫌だな」と謙遜。それでも「試合ごとに自信は増している感覚があります」と、現状への手ごたえを口にした。
今季メジャー前の2試合はいずれも予選落ちに終わっているが、その内容は大きく異なる。全米女子オープン前の「ショップライトLPGA」では、ラウンド後に「なかなかショットがうまくいかなかった」と話していた。一方、先週の予選落ちを喫した際には、「質のいい悔しさ」と表現した。悪い流れのなかでも、ショットに対する自己評価は高かった。
実際、先週のパーオン率は86.1%(31/36)。全米女子オープン前のショップライトLPGAでは50.0%(18/36)で、その差は歴然だった。何度もバーディチャンスを演出しながら、あと一筋でカップに沈まなかった先週大会。予選落ちという結果に終わったとはいえ、「自分でもわかるくらいよくなってきている」と話した言葉には、“質のいい悔しさ”と表現した理由がにじんでいた。
ショットが上向いている要因については、「体の面が多い。クラブセッティングもそれに合ってきている」と分析する。軸となる部分が固まりつつあるからこそ、ティショットが曲がった際にも「悪い動きをしたな」と、すぐに反省点が分かるようになった。
全米女子オープンを迎える前は、「上位で戦いたいと思いながらスタートした」という。一方で、今大会を前にしては「よりもっと上という感覚はある」と心境の変化も明かした。シーズンも折り返しを迎える中、全米女子プロは後半戦へ向けてさらに力を入れていかなければならない大会。渋野自身も、そんな位置づけとして今大会を捉えている。
昨年大会は予選落ちに終わった。「悔しかったので、気合は入っています」。確かな手ごたえを携え、今季2つ目のメジャーの戦いに挑む。(文・齊藤啓介)
