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「狙っているわけではないのですが(笑)」 脱サラプロの清水洋一が9度目の“定位置”

「狙っているわけではないのですが(笑)」 脱サラプロの清水洋一が9度目の“定位置”

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月5日 10時30分

いつも笑顔を絶やさない清水洋一 次こそは優勝して笑顔を見せたい
いつも笑顔を絶やさない清水洋一 次こそは優勝して笑顔を見せたい (撮影:ALBA)
すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 最終日◇4日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6867ヤード・パー72>

2戦連続単独2位フィニッシュも、もどかしい“定位置”だ。シニア10年目、脱サラプロの59歳・清水洋一は前戦の「ノジマチャンピオンカップ箱根」で兼本貴司とのプレーオフに敗れて自身8度目の2位となると、今大会は優勝した真板潔に1打及ばず2位。シニア未勝利のまま2位の数は9回目となった。

清水洋一のドライバースイングをコマ送りでお届け

まさかの優勝争いだった。最終ラウンドは首位の佐藤えいちと4打差のトータル6アンダー・8位タイから出た清水。前日までのスコア状況から「8アンダーぐらい出さないと届かないと思っていた」。前半から差を詰めたいところだったが、最初のバーディは6番パー5。8番、9番でもバーディを奪い、この時点で、清水よりも前を回る盧建順(台湾)が首位で2打差。上位陣が伸び悩んでいた。

14番パー4でバーディを奪い、トータル10アンダー。15番ホールに行く途中に見えるリーダーボードで首位に並んでいることを把握。右ドッグレッグの15番パーは、「軽くフェードで打っておけばいいのに、右からドローと色気を出してしまって…」。ボールは右に飛び出しあわやOBのミス。山裾にボールは残りセーフだったが、バーディを奪って混戦を抜け出す計画は失敗。「自分のやれることをしっかりやるべきだった」と猛省。そのままトータル10アンダーでホールアウトし、1打差の2位。

「昨日の(12番)ダブルボギーは痛かったですし、今日も11番の1.5メートルのバーディパットを入れないといけない」と反省点が出てくる。ホールアウト後には、今季シニア初優勝を遂げた同組の塚田好宣から「(優勝を)意識すると普段とリズムが変わっていますよ」とアドバイスを受けると「いつもより時間を長くかけてしまうんですよね」と、優勝争い時の注意点をしっかりと心に刻み込んだ。

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