<台湾ホンハイレディース 最終日◇15日◇ザ・オリエントゴルフ&カントリークラブ(台湾)◇6720ヤード・パー72>
46年ぶりに海外開催となった大会で、プロ3年目の菅楓華が唯一のアンダーパーフィニッシュとなるトータル5アンダーで今季初優勝、通算2勝目を挙げた。全長6720ヤードで4日間の平均スコアは「76.6111」。そのモンスターコースで6打差の圧勝劇を支えたクラブに迫った。
キャディバッグを見ると、昨年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でツアー初優勝を挙げた時から替わったのは3Wとパターの2本。3Wは昨年の終盤にスリクソン『ZX MKⅡ』から『ZXi』にチェンジ。ウッド、ユーティリティ、アイアンともに最新の『ZXi』シリーズでそろえた。また、パターはオデッセイの『TRI-BEARM #1』から『TRI-BEARM #2』に変更。この難コースでは3Wとパターが大活躍した。
もともと3Wは、「顔がすごく私に合っていて、振りやすい」という理由で投入。全長6720ヤードでアウトに1カ所、インに3カ所も400ヤード超のパー4がある。特に423ヤードの14番、425ヤードの17番はアゲンストの風が吹くとパーオンすれ困難なホールになるため、3Wは生命線となった。「このコースは距離が長いので3番ウッドを使う機会が多かった。その精度が良かったです」と新相棒の存在は頼もしかった。
そして貢献度の「一番」には、パターを挙げる。4日間の平均パット数「28.25」は全体1位。多くの選手がグリーンに苦しんだだけに、ここが6打差圧勝にも直結した。実は、今回使用した『TRI-BEARM #2』こそ、プロ1年目から使用しているエースパター。三角ネックの安定感がお気に入りだという。初優勝時に使用していた「#1」も三角ネックのブレード型だが、「#2」の方がヘッドサイズはやや大きく、より安定感が出る。また、フェースが異なるため「速いグリーン用」とも話す。11フィート以上を記録した今回にはうってつけの1本だったといえる。
加えて48、54、58度を入れているクリーブランドのウェッジ『RTZ』も大きな仕事をしたと話す。傾斜の強いグリーンと向き合ううえで、「特に58度は、いろいろな状況のなか、距離感も合ってくれました」。最終日は288ヤードに設定された15番パー4で、残り33ヤードの2打目で58度を握り1メートルにつけてバーディを奪うなど、繊細な距離感を生み出した。
【菅楓華の優勝ギア】
1W:スリクソン ZXi TR(9度/テンセイプロブルー1K 50S/45.75インチ)
3W:スリクソン ZXi(15度/ テンセイプロブルー1K 50S)
3,4,5U:スリクソン ZXi(19,22,25°/テンセイプロ1Kハイブリッド70S)
6I~PW:スリクソン ZXi 5(N.S.PRO 850GH neo S)
48,54,58度:クリーブランド RTZ(N.S.PRO 850GH neo S)
PT:オデッセイ TRI-BEARM #2
BALL:スリクソン Z-STAR XV
