吉澤柚月とのプレーオフを制し、山下美夢有が「日本女子プロ」を初制覇。米ツアーを含め、今季はこれで3勝目となった。セッティングは8月の米ツアー「CPKC女子オープン」などと変わらず。パター以外は、クラブ契約を結ぶダンロップのクラブ、ボールで統一されている。
ドライバーは2024年モデルの『スリクソン ZXi』の使用を続ける。今年は同社から新作のRKTシリーズも投入されたが、「ずっと使い続けているクラブなので、一番信頼している。スイングのイメージとか、やりたいこともこのクラブでいい状態を維持できている」と、エースは不変だ。
難コースを攻略するうえで、カギになったクラブを聞くと、「アイアン、ウェッジが今週は本当に良かった。横幅も、縦距離も安定していたと思います」と答える。
いわば山下の生命線ともいえるクラブだが、選んでいるポイントについては「コントロールが一番大事。自分自身がやりたいことを、今、使っているクラブでコントロールできている。特に球筋。もう少し低く打ちたいとか、バリエーションもそうですけど、今使っているクラブが、一番コントロールできていますね」と話す。
さらに、何か他のクラブを試そうとしているかと聞かれると、「元々、同じリズムで打つことを心がけているので、(新たなクラブ投入は)考えてない」とも。これがベストの14本であることも強調した。
なお、ドライバーのシャフトも変わらず継続使用している。担当者によると「キャリーを出したいという理由で1WのシャフトにNXGOLD 40-Rを使用していましたが、スイングのタイミングが合わせづらかったという事でNX GOLD40-SRで落ち着いた」と話す。
ボギーで後退した直後の16番パー5では、残り100ヤードの3打目を48度のウェッジで30センチに寄せて再び首位に並んだ。
さらに正規の18番では、ティショットを深い右のラフに入れ、2打目は出すだけという状態に。3打目で88ヤードを残していたが、「きょうは比較的100ヤード以内のショットが安定していたので、普段通り打ったら近く寄ってくれた」と、52度のウェッジで1メートルに寄せてパーセーブした。チャンスも作り、ピンチもしのいだショット精度が、メジャー3冠の決め手になった。
【山下美夢有のセッティング】
1W:スリクソン ZXi(9°スピーダーNXゴールド40SR)
3,5W:スリクソン ZX MkII(15,18°スピーダーNXグリーン50SR)
4,5U:スリクソン ZX MkII(22,25°ベンタスHB 7S)
6I:スリクソン ZXi5(DG85 R300)
7I~PW:スリクソン ZXi7(DG85 R300)
48,52,58°:クリーブランド RTZツアーラック(48°=DG85 R300、52,58°=DG95 R300)
PT:テーラーメイド スパイダーツアー X
Ball:スリクソン Z-STAR XV
