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17歳アマ遠藤桂音は松山英樹の元エースキャディとタッグ プロテストに挑戦中「すべてが勉強」

高校3年生のアマチュア・遠藤桂音がプロキャディ・進藤大典と初タッグ。プロテストに向けても大きな糧になる。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年8月31日 08時30分

アマチュアの遠藤桂音(右)は進藤大典氏とのラウンドから多くのことを学んでいる
アマチュアの遠藤桂音(右)は進藤大典氏とのラウンドから多くのことを学んでいる (撮影:鈴木祥)

<ゴルフ5レディス 初日◇30日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6559ヤード・パー72>

プロテスト挑戦中の17歳のアマチュア、遠藤桂音(けいと)は1バーディ・2ボギーの「73」で回り、66位で初日を終えた。バッグを担ぐのは、松山英樹ら多くのトッププレーヤーの活躍をキャディとして支えた進藤大典氏。2021年にスタートした進藤氏が主宰するジュニア大会を昨年制し、優勝者の特典で手にした今回の主催者推薦出場は、驚きと発見の連続だった。

姫がすごい場所から打ってます【写真】

ツアー初出場だった昨年の「富士通レディース」はハウスキャディだったが、今回は百戦錬磨のプロキャディとのタッグ。「進藤さんはコースマネジメントはもちろん、コースメモの書き方一つをとっても先の先まで考えて、メモしている。進藤さんにすれば当たり前だと思うけど、全体を見渡して考えている。すべてが勉強になりました」。

ツアーという最高の舞台での贅沢な学びの場。スタートホールとなった10番パー5は「思い切りダフってしまいました。全然飛ばなかったし、めちゃくちゃ恥ずかしかった」とティショットを左ラフに入れ、3打目もグリーン奥のラフまで転がったが、なんとか1.5メートルをねじ込んでパーをセーブした。16番パー5では6メートルをねじ込んで唯一のバーディを奪う。茨城・明秀学園日立高に通う高校3年生は「最初は不安で緊張もしたけど、進藤さんはすごく優しくて、いろいろと話してくれた。おかげで気持ちがやわらぎました」と世界を知る¨名参謀¨に感謝した。

7月のプロテスト第1次予選A地区を7位で突破し、今大会終了後の9月3日から第2次予選B地区に挑む。神奈川・横須賀市出身だが、高校は親元を離れて寮生活。一発合格を目指す17歳にとって、今回の経験が貴重な財産になることは間違いない。

若い力を全力でサポートする進藤氏は「主催者推薦を快く受け入れてくださったゴルフ5さんには感謝しかありません。これからも若い選手たちの背中を押してあげていきたい」と話す。2人で予選通過を目指す第2ラウンド。「遠藤さんには素質を感じる。めちゃくちゃうまいですよ。ハートも強いし、プロ向きの性格だと思います」とエールを送り、「きょうは自分の体力が持つか心配でした。足がちょっとヤバかったですね。僕も頑張ります」と笑った。(文・臼杵孝志)

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