<ヨネックスレディス 2日目◇6日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72>
最終ホールでイーグルを奪うなど、上がり6ホールで6つスコアを伸ばした政田夢乃が優勝争いに名乗りを上げた。前半で2つスコアを落としていたところからの猛チャージで首位とは3打差のトータル6アンダー・2位タイ。先週に続いての最終日最終組で初優勝にトライする。
優勝争いからは遠ざかったかに思えた政田が終盤で一気に盛り返した。14番パー3のチップインを含めて、13番から3連続バーディを奪うと、昨年より40ヤード距離が伸びた17番パー4は2打目をPWで3メートルにつけてバーディ。さらに最終18番パー5はグリーン手前のラフからの20ヤードをチップインイーグルと、あっという間にリーダーボードを駆け上がった。
「最後はいい感じでラインも良かったんですけど、まさか入るとは思いませんでした」。先週は3日目に11番パー4でイーグル、最終日には賞金800万円がかかった8番パー3でホールインワンを決めた。昨年、一昨年とツアーで年間1個だったイーグルを4ラウンドで3個と大量生産。この日のイーグルでも賞金30万円を手にした。
先週は2打差の2位で迎えた最終日にスコアを伸ばし切れず、6位でフィニッシュ。「ホールインワンもあって、ワチャワチャした1週間で疲れたので、2日間ほどオフにしました」。最終日の夜は目覚ましなどをかけずに、日付が変わる前に就寝。「昼ぐらいには目が覚めました」と12時間睡眠でリフレッシュ。火曜日は軽い練習と移動にとどめた。
体を休めている間にはホールインワンの場面を何度も見返した。「解説の塩谷(育代)さんが喜んでいるのが印象的で、私も嬉しくなりました。『ヤッター』って声がかわいかった」。ホールインワンを達成した本人なんだから嬉しいのは当たり前なんてツッコミを入れるのは野暮というものだろう。
初日、2日目ともにアウトは2オーバーの「38」と苦戦。最終日に向けては「距離が長くて2打目がウッドになりそうなホールが多いのでアウトは耐えて、インでしっかりバーディを取りたいです」と攻略プランを描いている。
「最近、言葉にしたことが実現することが多いんです。今日も、キャディさんと『これを入れたらイーグル賞だね』みたいな話をしていたので、明日もポジティブなことを言葉にしながら頑張りたいです」。今季はすでにトップ10が4回。これまで初優勝に足りなかったあと一歩を今週こそ埋めて見せる。(文・田中宏治)
