<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇27日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6600ヤード・パー72>
最終ラウンドを2位からスタートした桑木志帆が逆転で今季国内3勝目、「AIG女子オープン」(全英)制覇後の初優勝を挙げた。3日間で連続バーディが6回と、圧巻のゴルフで国内ツアー6勝目を手繰り寄せた。優勝を支えた14本に迫る。
パター以外は、契約するブリヂストンのクラブで統一している。なかでも目を引くのは、先週の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」から投入した新ドライバー。全英を制した同社の『BX1LS』から、2026年モデルの『BX TOUR MAX』に変更している。
そのスイッチ過程には桑木らしい裏話も。テストや調整を“重ねる”ことなく、「一発目で替えようかなと思いました」と、テスト1球目で即投入を決めた。「音が低くなっていて、自分はその音が好きだった。トゥ寄り、ヒール寄りに当たっても、球がブレなくなったので、飛距離ロスもないし、方向性もあるし、ミスが少ないから入れました」と投入2戦目でいきなり結果を出した。
ドライバーでもラインを出すショットを操るなど、精度の高さは今大会でも光った。今季のフェアウェイキープ率は74.3842%で11位と上位。全英勝利に貢献した1本を替えるのに勇気も必要だったのではとの問いには、「ドライバーはいいなと思ったらすぐに替えられるタイプ」と、こちらも即答。「今回のはすごく手応えがよかったので、すぐに替えました」と、すっかりお気に入りだ。
今季パーオン率4位を支えるUTは同社の『BX2HT』で、アイアンも同社の『241CB』。自在に打ち分ける桑木のプレースタイルにぴったりハマっているといえる。18ホールの平均パット数は「29.203」と全体24位ながら、パーオン率の平均パットでは全体8位。チャンスにつけている証明でもある。
また、そのチャンスを確実にものにするパターにも変更点があった。実は今大会からグリップのカラーを変更したという。これまでは水色だったが、黄色へチェンジ。「長く使っていたので劣化していた」というのが大きな理由だが、黄色にしたのは「気分です」という。ちなみに好きな色はピンクと黄色で、勝負カラーも黄色。ボールも黄色のカラーボールを使っており、桑木にとってイエローは“勝ち運”が上がるラッキーカラーのようだ。
これで年間女王レースでも2位の佐久間朱莉を引き離すことに成功。来季は米ツアー参戦を明言しており、残り2カ月でどこまで勝利数を伸ばし、渡米するのか。令和のショットメーカーの今後に期待が集まる。
【桑木志帆の優勝セッティング】
1W:ブリヂストン BX TOUR MAX(9.5度/ディアマナBB53S)
3W:ブリヂストン B1ST(15度/ディアマナWB53S)
3,4U:ブリヂストン BX2HT(19,22度/TENSEI 1K HY70S)
5I~PW:ブリヂストン 241CB(N.S.プロGH850S)
48,52度:ブリヂストン BITING SPIN2(N.S.プロGH950S)
58 度:ブリヂストン BITING SPINプロトタイプ(N.S.プロGH950S)
PT:ピレッティ ポテンザLN GSS
BALL:ブリヂストン ツアーB XS
※グリップは1W~WまでIOMIC、パターはピレッティを使用
