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9番ティで気分転換も 古江彩佳が苦しんだ久々の日本芝

プロ転向後初優勝の地に戻ってきた古江彩佳だったが、ある違いに戸惑ったようだ。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年9月15日 17時26分

古江彩佳は笑顔が見えるラウンドも出遅れ
古江彩佳は笑顔が見えるラウンドも出遅れ (撮影:鈴木祥)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 初日◇15日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

プロ転向後初優勝の地に戻ってきた古江彩佳だったが、初日3バーディ・4ボギーの「73」、1オーバーは88位タイと出遅れた。主戦場の米国女子ツアーでポイントランキング8位と日本勢最上位につける古江だが、久しぶりの国内ツアーでは、ある違いに戸惑った。

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「最初はなぜだか曲がっていて」とショットが思うようにいかず7ホールで2バーディ・3ボギーと借金1状態。そこで9番ティでボールを替えた。「いいときは18ホールで1コのときもあれば、悪いときは9ホールで替えて、本当に悪いときは3ホールで替えたりもします」と、ここでのボール変更もあり曲がりは収まっていったが、違和感はそれだけではなかった。

1日を通して苦しんだのが芝の違いからくる“打点”。「海外は芝が締まっていることが多いけど、こっちは浮きやすい状態」と、よくいう洋芝と日本芝では同じ打ち方をしても、「フェースの上めに当たってしまって。距離感が合わせずらかった」。洋芝は打ち込む意識が強くなる傾向にあり、そうなると日本芝では深く入りすぎてスイートスポットに当たらないぶん距離をロス。そんなミスがスコアメイクにつながってしまった。

分かっていても、なかなかラウンド途中にアジャストをすることもできず、この日のパーオンは11ホールと古江にしては低い数字に終わった。加えてパッティングのフィーリングもよくなく、「もう少し決められたらよかったけど」と、かみ合わない1日を悔しそうに振り返る。

3月の今季2戦目以来となる国内ツアー。戸惑いもあるなか、日米のコンディションの違いはこの1日で把握。まずは予選突破を目指し、少しでも上位を狙うために、「下手くそなので(笑)もちろん練習します」と蒸し暑い中、練習場に向かった。(文・高桑均)

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