ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

“同胞”菅楓華Vも刺激 柏原明日架が大舞台で即投入を考える“新作レッドパター”「目をつぶってもまっすぐ引ける」

今季2勝目を狙う柏原明日架。オデッセイの新レッドパター投入を示唆した。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年9月30日 17時36分

柏原明日架がオデッセイの新パターに太鼓判を押した
柏原明日架がオデッセイの新パターに太鼓判を押した (撮影:福田文平)

<日本女子オープン 事前情報◇30日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

今季1勝の柏原明日架にとって、宮城県で行われた先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は刺激をもらう一戦になった。同じ宮崎県出身の菅楓華がツアー初優勝を挙げたのがその理由。それに続けとばかりに、初の日本タイトル獲りを目指していく。

【写真】これがオデッセイの新作レッドパターだ!

プロアマが行われた30日のコースでは、ラウンド後、入念に練習グリーンでボールを転がす姿が目に入ってきた。その手にはエースとは違う、見た目も鮮烈な真っ赤なパターが握られている。

これが今週の男女ツアーからオデッセイが投入を開始した『スクエア 2 スクエア』シリーズの最新作だ。同社が手がけるいわゆるゼロトルクパターの最新モデルで、ヘッド形状が異なる3つのヘッドが用意されていた。そのうち、柏原が“ビビッ”と来たのが、現在使うモデルと同じ、半円型マレットの『S2S TRI-HOT ROSSIE(スクエア・トゥ・スクエア トライホット ロッシー)』だった。

「本当に良くないと投入しないタイプ」という柏原だが、日本一の女子ゴルファーを決める大舞台で即使用することを考えていると明かす。もちろん、大きな理由がそこにはある。

「私はテークバックはまっすぐ引けるけど、フォローの時にアッパーっぽく(ヘッドを)立ち上げてしまうクセがある。このパターは、もともと重心が前にあるから、自然と前に動いてくれるし、ネックが後ろについていることで押してくれる感覚もある。フェースが上を向かないよう、まっすぐ、まっすぐと地面スレスレで動いてくれるので、悪いクセが軽減するパターだなと思いました」

形状もエースと同じなため違和感がなく、柏原の弱点を補うような構造が「ドンピシャ」だった。当初は右に出ることが気になったが、それも“柏原仕様”に調整してもらい解決。あとは開幕前日の練習ラウンドなどで最終テストを行い、本番当日、バッグに入れるかを判断するつもりだ。

「私と同じように、フォローで(ヘッドが)上がるクセがある人や、テークバックが思ったように引けない人には向いている。目をつぶってもまっすぐ引いてくれる。まっすぐ引くことができて、まっすぐ出せますね」。そんな“魔法のような”効果を実感し、納得の表情を浮かべた。

今季は8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」で6年ぶりのツアー優勝も手にした。それもあり今は「1勝してる余裕もある」と、静かな気持ちで決戦を待つことができている。「先週は楓華ちゃんが優勝して、荒木ちゃん(熊本県出身だが宮崎の日章学園高卒の荒木優奈)も勝った。咲希ちゃん(永峰咲希)もだけど、宮崎県勢が活躍している。もっともっと盛り上げたいですね」。この事実は何よりも力になる。

優勝後も「ゴルフ5レディス」2位など、2度のトップ10入り。10月には所属先大会の「富士通レディース」、マネジメント契約先が主催の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」という大事な大会も控えている。「それまでにいいプレーができれば」。心強い新兵器も得て、実りの秋を謳歌したい。(文・間宮輝憲)

記事に関連するリーダーボード

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト