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河本結がしみじみ「あっという間の7年」 プロ入りの舞台で狙う日本タイトル

「もう7年か…。あっという間でした」。河本結が思い出の舞台で日本一の座を狙う。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年10月1日 07時00分

河本結が思い出の地でメジャー獲りに挑む
河本結が思い出の地でメジャー獲りに挑む (撮影:福田文平)

<日本女子オープン 事前情報◇30日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

2018年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストは、今大会と同じチェリーヒルズGCで行われた。合格したのは21人。そのうち今大会には大里桃子、木下彩、三ヶ島かな、脇元華、菅沼菜々、高橋彩華、稲見萌寧、そして河本結の8人が出場する。

【写真】当時19歳! プロテスト合格直後の河本結

思い出のコースで開催される女子ゴルファー日本一決定戦。河本は大会初日の2日前に行われたプロアマ大会から気合をにじませた。

「もう7年か…。あっという間でしたね。プロテストのときはスコア的にも余裕があったけど、最終日に同じ組で回った(臼井)麗香が後半だったかな、ピンまで90ヤードくらいを手前の小川みたいなところに入れて、それを見ていたスタイヤーノ梨々菜はダフって…。私はパーオンできたけど、なんかその辺りからすごく緊張しました」

臼井は5位、河本は9位、スタイヤーノも10位で3人とも無事に合格。「すごく懐かしい。プロテストには独特の緊張感があった。でも、あのときのことを思い出すとすごくおもしろい」と笑って振り返った。同じ1998年度生まれの勝みなみ、新垣比菜、吉本ひかるら黄金世代が最初にプロテストに挑戦した17年は、日体大に入学した年で受験を見送り、一発合格となった18年からプロ人生が始まった。

「すごくゴルフの幅を広げてもらった7年。それだけの時間が経って、また同じ場所に来られたことをありがたく感じます。いいショットも、悪いショットも全部ひっくるめて楽しいラウンドにしたい。その先に待っているのが、優勝だったら最高。今は状態もいいし、自分にはそれができると思っています」

この大会はアマ時代の13年も含め、今回で5度目の出場。最高は昨年の11位だが、今年は8月の「北海道meijiカップ」でツアー通算3勝目を挙げ、「調子はキープしている」と自信をのぞかせた。19年に同コースで開催された「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」を制した畑岡奈紗の優勝スコアはトータル18アンダー。「今回もそのくらいは出ると思う。20アンダーを目指します」と力を込めた。(文・臼杵孝志)

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