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「詰めの甘さにがっかり」 原英莉花は終盤にOBダボ、復帰後初の予選落ちへ

原英莉花は終盤に失速して「72」。ヘルニア摘出手術からの復帰後、初の予選落ちが決まった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年9月16日 14時29分

原英莉花は終盤に粘りきれず。復帰後初の予選落ちが決まった
原英莉花は終盤に粘りきれず。復帰後初の予選落ちが決まった (撮影:鈴木祥)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇16日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

椎間板ヘルニアの手術から復帰6戦目となる原英莉花は、第2ラウンドで「72」と伸ばしきれず。復帰後としては初となる予選落ちが決まった。

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1アンダー・54位タイと予選通過圏外からのスタート。前半で1つ伸ばして折り返すと、後半は2番パー4、5番パー5でバーディを奪取。トータル4アンダーまで伸ばして上がり3ホールに差し掛かった。

だが、ここで落とし穴が待っていた。7番パー4は右サイドがOB、左サイドが急傾斜。タイトに絞られているなか、「右アゲ(右からのアゲンスト)と言われて、左のラフも嫌で、ちょっと押し出してしまいました」とティショットが白杭を越えてOBに。4オン2パットのダブルボギーを叩いた。

8番もパーオン逃がしのボギーを叩き、最終9番はティショットが右ラフにつかまってパーでフィニッシュ。バーディ合戦のなか「72」と伸ばせず、トータル1アンダーにとどまった。「詰めの甘さにがっかりしましたね」と、終盤の乱調に肩を落とした。

「きょうはいい感覚のショットがひとつもなかった。振りがいまいちでした」とショットが左右にブレた。左に体重を乗せきれずにちょっと引けてしまっているような感覚で、持ち味でもあるショット力が鳴りを潜めた。

今週はトレーナーが帯同せず、自身でケアやストレッチ、トレーニングに励んだが、「感覚が毎日違うので大変でした」。自ら体調面を整える難しさも感じ、これは今後に向けての課題のひとつにもなった。

メジャー3冠を目指した先週の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」ではカットラインぎりぎりで通過し4日間を戦うことができたが、今回は耐えきることができなかった。「(これまでは)悪くても予選通過しちゃっていたというのがあったので、久々に、すごい悔しいです」。4月の「フジサンケイレディス」以来、今季3度目の予選落ち。この悔しさを胸に抱き、次戦への糧とする。(文・笠井あかり)

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