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仲良しの“トップ選手”から得たヒント 桑木志帆が「100点」ラウンドで連覇へ前進

昨年覇者の桑木志帆が「68」で浮上。不安視していたパッティングは復調傾向だ。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年7月4日 16時00分

<資生堂・JAL レディス 2日目◇4日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6766ヤード・パー72>

ディフェンディングチャンピオンの桑木志帆が、5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。首位と2打差のトータル4アンダーに浮上してホールアウトを迎えた。

【写真】珍しい器具ですね 桑木志帆の新パット練

「ショットはまあまあ。手応え的にはもっといけると思います。きのうに比べてパターがすごく改善されて、しっかりカップに届くようになったので、メンタル的に楽にプレーできました」

2週前に出場した海外女子メジャー「KPMG全米女子プロ」では、「風が強かった上に、芝の順目と逆目がキツくてタッチが狂ってしまった。インパクトが緩んだままこっち(日本)に帰ってきて、ラインに乗せられなかった」と明かす。

「しっかりストロークしているつもりでも、1メートルぐらいショートする」という課題を解消するため、今週の火曜日からボールを一定のスピードで転がす練習器具『パーフェクトパター』を用いて、「イメージづくり」に特化した調整を重ねた。

初日は打ち切れないパットが多かったが、「(同組の)朱莉のパッティングを2日間見て、すごくインパクトがしっかりしていた。(自分にとって)理想の転がりが多くて、それがヒントになった」と、プライベートでも仲が良く、今季3勝を挙げている佐久間朱莉のストロークから刺激を受けた。

「トップ選手」と称する佐久間の影響もあり、この日は得意のショットとパッティングかみ合った。「100点満点をあげていい」と納得のラウンド。「アメリカで思うように打てていなかったパットが、きょうはすごく打てた。あすからも楽しみです」と笑顔を見せた。

30度を超える暑さの中でも、パッティングの好イメージを継続させるため「これからちょっと練習して、あすもいいプレーができるように頑張りたい」と練習場へ向かった。大会史上初の連覇を目指し、3日目も好位置をキープしたい。(文・高木彩音)

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