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ハートは燃えているか 伊藤園レディスに強い選手には特徴がある【大西翔太の大展望】

ハートは燃えているか 伊藤園レディスに強い選手には特徴がある【大西翔太の大展望】

配信日時:2022年11月11日 08時00分

「初めてちゃんとした優勝争いをした大会で、青木さん自身“今でも鮮明に覚えている”と言っています。だから、例年、1か月ほど前からこの試合にピークを持っていきますし、今大会にかける意気込みもすごい」

青木は今年「資生堂レディス」で優勝した際「今年こそ複数回優勝したい」と熱い思いを語ったが、いまだ2勝目を挙げることはできていない。「獲れなかったものを獲りに行く気持ち、この試合を逃したら複数回は難しい、と僕も気合いが入っています。今年こそ勝ちたいですね」と強い思いを語った。

■リベンジと今季初優勝
同じ熱い思いを持っている、と大西氏がつぎに挙げたのが上田桃子。昨年大会では稲見萌寧に大差をつけられて4位、前週の米国女子ツアーとしても行われた「TOTOジャパンクラシック」では最終日に首位から出ながらも涙をのんだ。

「19年の9位、17年の3位だったり上田さんもこの大会では上位にいるイメージが強いです。リベンジの思いはとても強いでしょうし、先週から入れたドライバーの新シャフトも非常に相性がよさそうです。気持ちが切れていない人、強い人と言えばこの人です」

もう一人、「勝ちたい思いはトップクラスだと思います」と語るのが、上田と同門の吉田優利。「今年は2度プレーオフで負けた以外にも、何度も優勝争いをしながらもあと一歩届いていません。それでも懸命に取り組んでいる姿はずっと見てきました。きょうも黙々と練習グリーンで球を転がしている姿が印象的でした。地元ですし、今年最後の千葉県の試合。絶対勝ってやる、と思っていると思いますよ」と期待を寄せた。

解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。

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