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ひさびさの日本で味わった予選落ちに「出直し!」 日暮れ間際まで続いた渋野日向子の“特打”

ひさびさの日本で味わった予選落ちに「出直し!」 日暮れ間際まで続いた渋野日向子の“特打”

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年5月21日 08時00分

終始、予選通過ライン圏外での戦いを強いられた。10番でようやく2打目を1.5メートルにつけて初バーディを奪ったが、13番のボギーで再びカットラインまで2打という状況に戻されることに。14番で2.5メートルを沈めパーセーブ。さらに15番ではグリーン左奥からの3打目アプローチが、今度は右手前ラフまでオーバーしながら、その後「怒り」のチップ・イン・パーを決めてしのいだ。すると16番では2.5メートルのバーディチャンスを決め、ここでカットラインまで1打差。しかし、その後はパーを並べることになってしまった。

「正直あまりつかめたものはない。強いて言えば? う〜ん、パターを(米国よりキレイな)グリーンのせいにしなかった、できなかったところ」。来月2日開幕の「全米女子オープン」から続くメジャーロードも考えると、ここで4日間しっかりと戦い、“収穫”を得たかったが、それは叶わなかった。来週には渡米し、2つめのメジャータイトル獲得に向けた挑戦が再始動する。

予選落ちが決まった後、日も暮れかけた練習場にクラブを振り続ける渋野の姿があった。それは最後の一人になり、会場がクローズされる直前まで続いた。表情は決して暗くない。その目はすでに海の向こうを見据えていた。

「練習していることをやり続けるしかない。もっと100ヤード以内の精度、スイングを固めることやマネジメント能力などを一から見つめ直さないと」。大歓迎ムードに包まれた半年ぶりの日本ツアーで味わった悔しさ。この糧を大舞台での活躍につなげていきたい。(文・間宮輝憲)

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