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原英莉花2021年初優勝の立役者 ギャップウェッジは何故アイアンともウェッジともモデルが違うの?

原英莉花2021年初優勝の立役者 ギャップウェッジは何故アイアンともウェッジともモデルが違うの?

配信日時:2021年11月24日 06時57分

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇23日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

「苦しかった一年」を乗り越えて「大王製紙エリエールレディス」で2021年初優勝を挙げた原英莉花。この立役者が「しっかり110ヤード飛ぶ」とPW(44度)と52度の距離の間を埋めた48度のギャップウェッジだった。だが、ここで疑問が。原が使うアイアンは『ミズノJPX921ツアー』、ウェッジは『キャロウェイJAWS FORGED』。そのどちらでもない『ミズノプロ225』が選ばれている。

違和感ある?JPX921ツアーのPWとミズノプロ225のG比較【写真】

そもそも、なぜギャップウェッジを入れることにしたのか。話は今年の6月までさかのぼる。

元々セミグースネック(シャフトに対してフェースが後ろにある)の『JPX921ホットメタル』アイアンを使用していたこともあって、グースネックの見た目が好きな原。そういったこともあって今年から使用しているストレートネックの『JPX921ツアー』も、ややロフトを立ててグースネックに見えるようにしている。PWのリアルロフトは44度。ウェッジは52度と58度。その分、ウェッジとの差も開いていた。

飛ばし屋の原にとって、100ヤード前後のクラブは使用する機会も多くスコアを作る生命線。渋野日向子のようにアイアンのPWを抜いてウェッジを4本入れる方法もあるが、原はアイアンからの流れを大事にした。ツアー担当・笠原一成氏は言う。「ギャップウェッジまではフルショットをするクラブなので、ウェッジではなくアイアンからのつながりで打てるようにしようと話していました」。そこで試行錯誤のすえに「宮里藍 サントリーレディス」から『ミズノJPX921ツアー』のギャップウェッジを投入する。

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