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メジャーで勝つのに必要な“世界観” 自分の舞台に変えられる黄金世代が華麗に舞う【大西翔太の大展望】

メジャーで勝つのに必要な“世界観” 自分の舞台に変えられる黄金世代が華麗に舞う【大西翔太の大展望】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年9月9日 07時30分

全体としては「フェアウェイは広くはありませんが、ラフが長くフェアウェイに行かないと話にならないですね」とティショットの正確さがまずは重要となる。総距離が長く「13番(430ヤード)など、飛ばない選手だとパーオンできないホールもある」という一方で、「フェアウェイの先が絞ってあるなど、一概に飛ばし屋が有利という感じではない」と選手によってはコースの見え方も大きく変わる。飛距離の出ない選手は正確なアプローチが、飛距離の出る選手はティショットの正確性が試される。

「伸ばすホールと耐えるホールがはっきりしている」と攻めどころ守りどころを間違えれば上位進出は厳しい。「どこでも“バーディを獲る!”という感じでいくと痛い目を見ます。チャンスホールとなるパー4はないので、9番、10番と続くパー5ではしっかり伸ばしたい。ただし、同じパー5でも距離の長い6番はしっかりとパーをセーブすることが重要です」とマネジメントがカギを握る。

フィニッシングホールはペナルティーエリアに注意。「アウトスタートでもインスタートでも最終ホールの9番、18番ともに池が絡んできて難しくなっています。特にアウトスタートの選手は17番、18番と難しい。ここでボギーを叩く選手が多いのかなと思います。18番は右はじにピンが切られた場合、かなりスリリングなショットが求められると思います」。精神面が試されるセッティング。「ハートが強い選手が勝ちます」とメンタル面をポイントに挙げた。

■ありきたりだけど…やはり本命はこの二人

大西氏が真っ先に名前を挙げた選手が小祝さくら。「ショット力をはじめとする総合力が高いのもありますが、本当に動じない。常にフラット。そのメンタリティは今回も非常にいい方向に働くと思います」と今回は精神面を評価した。

「あとはやっぱり稲見萌寧さんですね。メンタルもツアー屈指です。東京五輪での活躍を見ても大舞台への強さは言わずもがなですね。当然メジャーでも上位で戦う実力。今年の活躍を見ても、やはりこの2人の名前は挙がりますよね」

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