今季はドライバーの飛距離、グリップ、パッティングと試行錯誤を重ねている。昨年の「日本オープン」優勝の資格で今年4月の海外メジャー「マスターズ」に出場した際、予選ラウンドの2日間に米ツアー6勝のマックス・ホーマ(米国)と同組でラウンド。「飛距離が足りない」ことを痛感し、「ここから毎年、飛距離を伸ばしていけるように頑張りたい」と意識を変えた。テーマは“振り切る”ことだ。
今季のドライビングディスタンスは305.10ヤードで11位。今大会では初日の9番で333.54ヤードを記録するなど、4日間平均314.61ヤード(7位)を記録し、着実に手応えをつかみつつある。
さらに「なるべく脱力して打ちたい」理由から3年ぶりにインターロッキング(右手小指と左手人さし指を絡める)からオーバーラッピング(右手小指を左手人さし指の上に乗せる)へスイッチ。2日目終了時点ではショットの手ごたえも得ていた。
また、パットの名手と言われる片岡だが、「インパクトで腕がちゃんと動いてくれない」という課題を抱え、長く愛用していたオデッセイ『ホワイトホット 2ボールブレード』からブレード型の中尺パターに変更。勝利に向けて試行錯誤している。
そのなかで、この4日間の優勝争いは大きな収穫となった。「まだまだ足りない部分がたくさんあることを感じたのと、少しずつ状態も上がってきて、戦えるゴルフができているのかなというのはある。この難しい宍戸でプレーオフまで持ち込めたのはすごく自信になります」と清々しい表情を見せた。
次戦は7月2日開幕の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」。その後には海外メジャーの「全英オープン」も控える。次戦までは約3週間のオフとなるが、「ちょっと悔しいので、リフレッシュできるのにちょうどいいかなって。JPCもありますし、全英もある。そこに向けてしっかり調整したいなと思っています」。この経験を糧に、今季初優勝を目指して再び前を向く。(文・高木彩音)
