<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇7日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇決勝=7464ヤード・パー71>
昨年の「日本オープン」覇者・片岡尚之が、自身初の首位で最終日を迎えた。惜しくも優勝には届かなかったが、確かな手ごたえをつかんだ4日間となった。
2位の出利葉太一郎に1打リードで迎えた今季初の優勝争い。大勢のギャラリーが見守る中、スタートホールのティショットは「フォア!」の声とともに左隣の18番ラフへ。それでも林越えのセカンドでグリーンを捉え、大歓声を浴びた。20メートルのバーディパットを30センチに寄せ、しっかりとパーセーブした。
しかし2番パー5では、段をまたぐ約15メートルから3パットのボギー。それでも3番は約20メートルを寄せてパー、5番で約3メートルを沈めて初バーディを奪い、6番でもスコアを伸ばした。8番で痛恨のダブルボギーを喫したが、出利葉も9番でダブルボギー。同組の岩田寛も前半でスコアを落としていたこともあり、首位をキープしたまま後半へと入った。
一時は岩田と5〜6打差をつけていたが、「(岩田)寛さんは僕の中で、スタートする前からずっと争う相手になる確信があった。最初は(スコアを)打っていたんですけど、多分どこかで来るなと思ったていたら、スイッチが入って」と岩田が後半に4バーディを奪って猛追。優勝争いは一気に緊迫した。
最終18番では「(フェアウェイが)広いというのもあったし、『ここはもう振り切ろう』と思って振ったら、めっちゃ曲がりました(笑)」と右隣の1番ホールへ打ち込むも、粘りのパーセーブ。3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」で回り、トータル8アンダーで岩田、コー・タイチ(香港)と並び、勝負はプレーオフへ。決着は1ホール目でついた。
片岡は4メートルの下りスライスラインを「左フチぐらいで読んでいたんですけど、もったいないスライスして」とボールはカップの右を通過し、うなだれるように視線を落とした。バーディを奪った岩田が大会2勝目を挙げ、日本タイトル2冠には惜しくも届かなかった。
「17、18番もすごくいいパーセーブができた。プレーオフまで持ち込めたのはすごく自信になった部分ではあるんですけど、最後(プレーオフで)バーディを取れなかったのは悔しいです」と唇をかんだ。それでも、パットに課題を抱えるなかで「最後に狙ったところ打てたので、良かったです」と前を向いた。
